五百羅漢
今日は皆既月食とのことであったが、生憎雲が多くて月は見えなかったようである。
昨日は満月が良く見えていたのだが残念です。
さて、今日は五百羅漢について紹介します。
私が五百羅漢の名前を知ったのは今から40年くらい前のことです。
山陰へ旅に出て出雲から立久恵峡という山合いにある渓谷へ立ち寄った時です。
途中の岩肌に彫られた人物像が五百羅漢であると聞いたのでした。
立久恵峡は山陰の耶馬渓ともいわれる景勝地ですが、その五百羅漢の顔を調べると必ず自分に似た顔があると地元の方より聞きました。
そのため、五百羅漢というものはそういうものなのか・・・ 程度の認識を長いこと思ってきました。
茨城に越してきて、石岡のすぐ近くのかすみがうら市(旧千代田町)志筑を車で通りかかった時に「五百羅漢の寺」の看板が目にとまり気になっていましたが、看板もあまり人目を惹くものでもなかったので「どうせたいしたところではないだろう」と通り過ごしていました。
その後、石岡に越してきて、この地の歴史にも興味がわくと、志筑もとても興味深い地に変わっていきました。
そして、志筑城跡(現志筑小学校)を訪ねた時にその寺に寄って見たのです。
寺の名前は「長興寺」です。いってみて大変ユニークな寺に驚かされました。

山門をくぐってすぐ色々な石像が迎えてくれます。

裏手の高台には昔の志筑藩の藩主本堂家の墓があります。
墓への登り石段の両脇もたくさんの石像が並んでいます。

しかし、この寺の最大の特徴は、いまでも様々な石像が彫られているのです。
彫刻家の鶴見周作さんが、この寺でユニークでかわいらしいな石像を作っています。

五百羅漢像を造る会のような組織があり、休日などに会員が石像作りをしているようです。

鶴見さんの石像は、上の写真にあるように石の表面にかわいらしい子供の顔を浮き上がらせた像が特徴になっています。
どうですか? かわいらしいですね。
さて、この長興寺の住職の方の家が石岡の香丸町にあります。
またその家の前にある「香丸資料館」で毎年秋に、鶴見周作さんの展覧会が開かれています。
そして鶴見さんも石岡に住んでおられます。
お寺は隣町ではありますが、とても近い場所ですので、石岡の方も一度訪ねてみてください。
私も娘たちやその友達が来た時に訪れました。
感想は「千と千尋を思わせる場所だ」と気にいっていました。
寺の前を少し裏山の方へいくと、すぐ下に田圃が開けますが、ここに万葉集に歌われた「師付の田井」があります。
万葉の世界に思いをはせてみても良いでしょう。
このお寺は梅と桜の季節がお勧めです。
昨日は満月が良く見えていたのだが残念です。
さて、今日は五百羅漢について紹介します。
私が五百羅漢の名前を知ったのは今から40年くらい前のことです。
山陰へ旅に出て出雲から立久恵峡という山合いにある渓谷へ立ち寄った時です。
途中の岩肌に彫られた人物像が五百羅漢であると聞いたのでした。
立久恵峡は山陰の耶馬渓ともいわれる景勝地ですが、その五百羅漢の顔を調べると必ず自分に似た顔があると地元の方より聞きました。
そのため、五百羅漢というものはそういうものなのか・・・ 程度の認識を長いこと思ってきました。
茨城に越してきて、石岡のすぐ近くのかすみがうら市(旧千代田町)志筑を車で通りかかった時に「五百羅漢の寺」の看板が目にとまり気になっていましたが、看板もあまり人目を惹くものでもなかったので「どうせたいしたところではないだろう」と通り過ごしていました。
その後、石岡に越してきて、この地の歴史にも興味がわくと、志筑もとても興味深い地に変わっていきました。
そして、志筑城跡(現志筑小学校)を訪ねた時にその寺に寄って見たのです。
寺の名前は「長興寺」です。いってみて大変ユニークな寺に驚かされました。

山門をくぐってすぐ色々な石像が迎えてくれます。

裏手の高台には昔の志筑藩の藩主本堂家の墓があります。
墓への登り石段の両脇もたくさんの石像が並んでいます。

しかし、この寺の最大の特徴は、いまでも様々な石像が彫られているのです。
彫刻家の鶴見周作さんが、この寺でユニークでかわいらしいな石像を作っています。

五百羅漢像を造る会のような組織があり、休日などに会員が石像作りをしているようです。

鶴見さんの石像は、上の写真にあるように石の表面にかわいらしい子供の顔を浮き上がらせた像が特徴になっています。
どうですか? かわいらしいですね。
さて、この長興寺の住職の方の家が石岡の香丸町にあります。
またその家の前にある「香丸資料館」で毎年秋に、鶴見周作さんの展覧会が開かれています。
そして鶴見さんも石岡に住んでおられます。
お寺は隣町ではありますが、とても近い場所ですので、石岡の方も一度訪ねてみてください。
私も娘たちやその友達が来た時に訪れました。
感想は「千と千尋を思わせる場所だ」と気にいっていました。
寺の前を少し裏山の方へいくと、すぐ下に田圃が開けますが、ここに万葉集に歌われた「師付の田井」があります。
万葉の世界に思いをはせてみても良いでしょう。
このお寺は梅と桜の季節がお勧めです。
十八羅漢
今日は真ん丸の月がきれいに東の空に登ってきた。
昨日の月食が見られなかったのは残念だった。
今日は冬至。カボチャを食べたから、あとはゆず湯に入らねば・・・。
庭のゆずは小粒だが鈴なりだ。
さて、昨日五百羅漢の寺(長興寺)を紹介しましたので、今日は十八羅漢のある寺を紹介します。
羅漢のことは長い間「五百羅漢」しか知りませんでした。
しかし、大覚寺を訪れた時に、大増地区の街道沿いの案内板には「百観音の寺」の案内があり道案内に従って大増地区の奥へと導かれて行きました。

寺の名前は「正法寺」です。この寺の本堂へ登る石段の両脇に石像が並んで置かれていました。
説明には十八羅漢とあります。この説明の通り羅漢とはお釈迦様の弟子をさし、通常は十六羅漢であるという。

しかし、ここ正法寺は二人多い。どのような二人なのかは名前があるので調べれば分かるかもしれない。
まだ調べていない。また別なところでそのうちに調べることになるかもしれない。

このように、知らないところを訪ねて、新たな知識が生まれる。
しかし、この正法寺を訪れてみて、この寺の手前に「二十三夜尊」の碑がたくさん立っているのに驚かされる。
石段の脇にはきれいな水が流れ、アジサイの花が美しいので、この頃が訪れるにはお勧めです。
また登り切った左手に「やまなし」の木が市の記念樹になっていました。

昨日の月食が見られなかったのは残念だった。
今日は冬至。カボチャを食べたから、あとはゆず湯に入らねば・・・。
庭のゆずは小粒だが鈴なりだ。
さて、昨日五百羅漢の寺(長興寺)を紹介しましたので、今日は十八羅漢のある寺を紹介します。
羅漢のことは長い間「五百羅漢」しか知りませんでした。
しかし、大覚寺を訪れた時に、大増地区の街道沿いの案内板には「百観音の寺」の案内があり道案内に従って大増地区の奥へと導かれて行きました。

寺の名前は「正法寺」です。この寺の本堂へ登る石段の両脇に石像が並んで置かれていました。
説明には十八羅漢とあります。この説明の通り羅漢とはお釈迦様の弟子をさし、通常は十六羅漢であるという。

しかし、ここ正法寺は二人多い。どのような二人なのかは名前があるので調べれば分かるかもしれない。
まだ調べていない。また別なところでそのうちに調べることになるかもしれない。


このように、知らないところを訪ねて、新たな知識が生まれる。
しかし、この正法寺を訪れてみて、この寺の手前に「二十三夜尊」の碑がたくさん立っているのに驚かされる。
石段の脇にはきれいな水が流れ、アジサイの花が美しいので、この頃が訪れるにはお勧めです。
また登り切った左手に「やまなし」の木が市の記念樹になっていました。

長興寺の石像
5月23日2度目の投稿です。
桜が散り青葉がうつくしくなって、500羅漢の寺として知られる長興寺に行ってみた。
前にこのブログでとりあげたが、ここではいまでも鶴見さんが創作活動をされている。
この寺の北側に池があり、その脇の道を登ったところが、昔志筑城のあった場所で、今では小学校になっている。
この池は昔の堀を思わせるのだが、池の周りと寺の周囲の緑も大変素晴らしい。
また少し西に下ったところに万葉集にも歌われた「師付の田井」がある。
今日は、この寺の入口付近の石像を紹介したい。

北側(池側)の入口はカラッとした寺へのアプローチがあり、左右に苔むした石像が置かれている。

この像は右側の像であるが、左側もほぼ同じ像である。またそれぞれ横に桜の木が植えられている。

こちらは東側の入口に置かれており、昔からの入口はこちらであろう。

このような像があちらこちらに置かれている。最初は奇妙に思えるかもしれないが、みな良く見るとそれなりにあじがあり、また見たくなる雰囲気がある。
桜が散り青葉がうつくしくなって、500羅漢の寺として知られる長興寺に行ってみた。
前にこのブログでとりあげたが、ここではいまでも鶴見さんが創作活動をされている。
この寺の北側に池があり、その脇の道を登ったところが、昔志筑城のあった場所で、今では小学校になっている。
この池は昔の堀を思わせるのだが、池の周りと寺の周囲の緑も大変素晴らしい。
また少し西に下ったところに万葉集にも歌われた「師付の田井」がある。
今日は、この寺の入口付近の石像を紹介したい。

北側(池側)の入口はカラッとした寺へのアプローチがあり、左右に苔むした石像が置かれている。

この像は右側の像であるが、左側もほぼ同じ像である。またそれぞれ横に桜の木が植えられている。

こちらは東側の入口に置かれており、昔からの入口はこちらであろう。

このような像があちらこちらに置かれている。最初は奇妙に思えるかもしれないが、みな良く見るとそれなりにあじがあり、また見たくなる雰囲気がある。
長興寺の石仏たち(1)
かすみがうら市の志筑地区は秋田から来た本堂家が治めていたところで、ここに500羅漢で有名な「長興寺」という少しユニークな寺がある。このブログでも何回か紹介している。
ここは本堂家の菩提寺でもあるが、大変ユニークな石仏がたくさん置かれているので、時々紹介していきたいと思います。
さて今日は、先日「石岡にも河童はいますよね」と聞かれたが、実はあまり話がない。不思議なくらいだ。
あまり当たり前すぎて話がないのか、歴史が古すぎて、もっと変なものがたくさんいるのかは知らない。
思いだしたところが、この長興寺であった。

入口に流れる小さな川の両岸に河童が寝転んだり遊んだりしています。

この河童どこか愛嬌があってかわいいですね。

お寺にこんなのがいるとどこかおかしいですね。
でも私は「まあ、いいか」なんて想って見入ってしまいました。
ここは本堂家の菩提寺でもあるが、大変ユニークな石仏がたくさん置かれているので、時々紹介していきたいと思います。
さて今日は、先日「石岡にも河童はいますよね」と聞かれたが、実はあまり話がない。不思議なくらいだ。
あまり当たり前すぎて話がないのか、歴史が古すぎて、もっと変なものがたくさんいるのかは知らない。
思いだしたところが、この長興寺であった。

入口に流れる小さな川の両岸に河童が寝転んだり遊んだりしています。

この河童どこか愛嬌があってかわいいですね。

お寺にこんなのがいるとどこかおかしいですね。
でも私は「まあ、いいか」なんて想って見入ってしまいました。
長興寺の石仏たち(2)
河童の遊んでいる川の少し上流に小さな木の橋が架けてあります。
これは何を表しているのでしょうか。
川を渡った先の右側は嘘をつくと下を抜かれるという「閻魔さま」でしょうか?
すると三途の川?
入口に立つ2体の石像は不動明王??
そんなことを考えると渡っていいものかどうか。考えてしまいます。
皆さんはどう思います。でも原っぱでまわりも日が差し明るいので、そんな雰囲気はありません。
最近、楽しんでもらえるように置かれたみたいです。想像しながら楽しんだらよいと思います。


通りの逆側にはこんな地蔵像がありました。ジックリみると味わいがありますね。

これは何を表しているのでしょうか。
川を渡った先の右側は嘘をつくと下を抜かれるという「閻魔さま」でしょうか?
すると三途の川?
入口に立つ2体の石像は不動明王??
そんなことを考えると渡っていいものかどうか。考えてしまいます。
皆さんはどう思います。でも原っぱでまわりも日が差し明るいので、そんな雰囲気はありません。
最近、楽しんでもらえるように置かれたみたいです。想像しながら楽しんだらよいと思います。


通りの逆側にはこんな地蔵像がありました。ジックリみると味わいがありますね。

長興寺の石仏たち(3)
かすみがうら市志筑の500羅漢の寺「長興寺」の石仏シリーズ3回目です。
今回は「なかよし」がテーマです。

どういう関係か、親子・兄弟姉妹なんでもいいですね。
観る人の感性でそのまま解釈してください。

どうですか? 少し和みましたでしょうか。

それではまた次回をお楽しみに。
今回は「なかよし」がテーマです。

どういう関係か、親子・兄弟姉妹なんでもいいですね。
観る人の感性でそのまま解釈してください。

どうですか? 少し和みましたでしょうか。

それではまた次回をお楽しみに。
長興寺の石仏たち(4)
志筑にある500羅漢の寺「長興寺」の石仏シリーズの4回目です。
今回は入口の山門に置かれた「仁王像(金剛力士像)」です。

チョット待った。ここから先は怪しいものは入ってはダメ!。

口を開いた阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の2体で「あうんの呼吸」です。
今回は入口の山門に置かれた「仁王像(金剛力士像)」です。

チョット待った。ここから先は怪しいものは入ってはダメ!。

口を開いた阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の2体で「あうんの呼吸」です。
長興寺の石仏たち(5)
かすみがうら市志筑(しずく)にある「長興寺」 石仏シリーズの5回目です。
昔からこの寺にある五百羅漢の一部を紹介します。
この五百羅漢様たちは何を見つめてきたのでしょう。
苔むした石仏たちは、竹林に吹く風を何時も聞いていたのです。


昔からこの寺にある五百羅漢の一部を紹介します。
この五百羅漢様たちは何を見つめてきたのでしょう。
苔むした石仏たちは、竹林に吹く風を何時も聞いていたのです。


長興寺の石仏たち(6)
今回で、かすみがうら市志筑の「長興寺」の石仏シリーズは第6回目となった。
この寺は古くからの五百羅漢様と新しい石仏が混在している。
現在もこの寺を拠点に彫刻を造り続けている方がおられる。

すこし、じっくりと見ているとそれぞれ皆、味わいがあるのがわかってくる。

この寺は古くからの五百羅漢様と新しい石仏が混在している。
現在もこの寺を拠点に彫刻を造り続けている方がおられる。

すこし、じっくりと見ているとそれぞれ皆、味わいがあるのがわかってくる。

長興寺の石仏たち(7)
かすみがうら市志筑の「長興寺」の石仏シリーズの7回目です。
この像の何とも嬉しそうな年寄りの顔がすてきだ。
枯れ草が吹きだまっていたが、そのまま撮影した。
風が吹いても雨でも何時でもにこやかに迎えてくれる。


この像の何とも嬉しそうな年寄りの顔がすてきだ。
枯れ草が吹きだまっていたが、そのまま撮影した。
風が吹いても雨でも何時でもにこやかに迎えてくれる。

