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瘠蛙まけるな一茶是にあり(4)

 三愚集(小林一茶、夏目漱石、小川芋銭)の4句目です。

「瘠蛙まけるな一茶是にあり」

これは誰でも知っている一茶の有名な句ですね。

一茶の七番日記には 「瘠蛙(やせがへる)まけるな一茶是に有」とあります。

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この蛙の相撲場面は、芋銭にしてみればやはり「カッパ」それもやせ河童で表したかったのでしょうか?

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やせ河童の行司さんですね。
なかなか格好いい姿で、さすが河童の芋銭でしょうか。

三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/21 04:54

なんのその西方よりもさくら花(5)

≪三愚集≫No5  なんのその西方よりもさくら花

七番日記には、「ナンノソノ西方よりもさくら花」 とあります。

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ここで「西方」とあるのは、西方浄土、すなわち極楽浄土の世界(死後の世界)ですよね。

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琵琶を抱えた弁天さんにも見えますが・・・・・阿弥陀如来さんでしょうか?

極楽のあるといわれる西方浄土・・・「死んで花見がさくものか」と桜見物にに浮かれる人たちのことを詠った句でしょう。

桜見物の人々の生き生きした姿を感じたのだと思います。

一般に西方浄土には阿弥陀如来がいることになっていますね。 
そして良い行いをして徳を摘んでいれば、来迎で迎えに来る。
でも桜見物はそんな死後の世界より今の花見が大事と、大いに楽しんでいるのを詠ったものなのでしょう。

一茶には次のような句もあります。

★ はな桜よくや欲のうきよの片隅に
★ 夕ざくらけふも昔に成にけり 
★ よるとしや桜のさくも小うるさき 
★ 散る花やすでに己も下坂
★ どん欲も連れて散れちれ山櫻

一茶は熱心な浄土真宗の信者だったようです。




三愚集 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2019/05/21 06:59
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