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雪の降らない里の「雪降里」

 先日まで1ヵ月半くらい毎日、「千葉の難読地名」をとり上げてきました。
今回この最後に書いた「雪降里」という地名の場所に行ってきました。

地名の読みは 雪降里=ぶどうじ です。

どうしてこんな場所にこの地名が付いたのか、書かれたものが全く見つかりませんでしたので一度現地を見てみたいと思ったわけです。
私のブログも「地域に眠る埋もれた歴史」のようなことを長年してきましたが、その殆んどは実際に足を運んで現地を見て感じたことなどを書いてきました。

この「雪降里(ぶどうじ)」は茨城県側からは利根川に架かる有料の「かもめ大橋」(銚子大橋の一つ上流側)を渡ってまっすぐ旭市へ直進する山道の途中にあります。

私はもう一つ手前の水門のある常陸川大橋・利根川大橋を渡って、このかもめ大橋のところを右折していきました。
まあ、時間も殆んど変りませんし、わざわざ有料の橋を渡ることはしませんね。

常陸利根川の水門は半分ほど開いており、また利根川側も半分以上の水門が全開となっていました。
全体に雨の後なので水位が高くなっていました。

ここから旭市側に抜ける千葉県県道73号線(銚子海上線)は、下総台地の山を切り開いたような道で、銚子市、東庄町、旭市が入り組んだような地域を通ります。
台地の上は少し入れば野菜などの畑が広がります。

もう終点に近い旭市岩井821番地くらいの所に コミュニティバスの「雪降里」バス停があります。

P7300082s.jpg

バス停の表示文字の読みは振られていません。
これでははじめて見たら読めませんね。

P7300083s.jpg

バス停の後ろは下総台地の畑が広がっています。
道路の反対側には住宅が連なっています。

P7300085s.jpg

この道をコミュニティバスが走ります。
バスの本数は登り(旭中央病院行き)が朝2本、下りが夕方3本です。未就学児と75歳以上は100円です。
但し、土日は各1本のみとなります。
この地域の買い物や病院へ行くため足を確保しているようです。

P7300084s.jpg

地名の由来について、わかるようなものは何もありません。
奥の農家の方へ行って見ました。
暫く進むと道が狭くなり、行き止まりでした。

近くのおじさんが出てきていたので声をかけて見ました。

「この地名が変っているので、何かご存知ありませんか?」

「歴史はあまり興味もなくわかんないな。」とすげない返事。
でも続けて

「昔最初にこの里に来た人が東北の人だそうです。

福島辺りから来たといっている。

今で17代くらいになるようだからもう400年くらい前になるかもしんめい」

と興味がないとの言葉とは裏腹に良くしゃべってくれました。

どうも最初にやってこの地を開拓した人が、雪深い福島(会津地方?)あたりからやって来て、雪の降らないこの地に「雪降里」と名付けた??

どうもそのような事ではないか。

「ぶどうじ」という名前は、恐らくこのあたりを昔は、「みちなきみち=無道路」と呼ばれていた場所だったのかもしれません。

近くに「石の雪車(ゆきぐるま)遺跡」があると聞いていたので、その方に聞いてみましたが、ご存知ありませんでした。

「雪車=ゆきぐるま=ソリ」で、木材や石などを運搬するために造られた昔の石製のソリが見つかったあたりなのかもしれません。

そのソリを見て、雪車から雪降里という字を当てたとしたら・・・・・
昔の人の気持が伝わってくるようでした。

これは勝手な想像で、どこにも根拠はありません。







千葉の難読地名 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2020/08/01 11:11
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