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啓蟄

今日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)。虫が土の中から這い出して来る日だという。
最近はテレビなどでも「啓蟄」ですよ、となんだか知っていますか?と言わんばかりに言い出したように思う。

私も、こうして昔不得手だった文章をいまから10年ほど前からブログに書くようになって、6年ほどの間、毎日書くのを日課としてがむしゃらに書いて来た。

しかし、最近になって、何とかもう少しうまい文章が書けないものかなどと考えるようになった。

何か参考になる本はないかと考え、私が若い時に山好きだった頃によく読んでいた串田孫一さんの随筆をまた読んでみて、参考にしたい考えた。

最初に先ず選んだのが、串田孫一さんが朝日新聞に1961年8月から翌年の9月まで61回に亘って連載された随筆をまとめた「わたしの博物誌」という本である。

もう大分古い本だが、未だにこの本は愛読者が多いらしい。
ネットで古本を購入し、手元に届いた本をまだざっと眺めているだけだが、その中に「虫のめざめ」という話しがあった。

その書き出しは、
 「今年の啓蟄は三月六日、午前十時三十分。この時、太陽の黄経は三四五度になる。・・・・・・・・・・
  毎年私はこの啓蟄に、虫たちの動きを見てまわる。・・・・・・・」
とある。

まあその時の気候や感じたことなどを読みやすい文章でまとめられていたが、私は、この出だしの「午前十時三十分。この時、太陽の黄経は三四五度になる。」にひっかかってしまった。

こう書かれると、この「時刻や、太陽の黄経」がどのような意味を持つかを知りたいという私の中の「虫が目覚めて」くる。

早速調べてみた。
この太陽の黄経とは、北極を北に自転している地球を球体の中心にした「天球」を考える。
その天球上を太陽が1年かけて回る。1日に約1度弱となる。

その太陽の動く道が黄道で、地球で言えば赤道に当たるが、地球の経度が、天球上では黄経と呼ばれる。

1年360度を24等分した点が24節気となり、0度を春分に定めている。
啓蟄は最後なので黄経は345度となる。
あと15度動けば(約15日後)は1周回って春分である。

今年(2021年)の啓蟄は今日3月5日の08時53分 だそうだ。

毎年こうして春夏秋冬は廻ってくるが、今年のような暖冬もあり、また雪の降っている日も中にはあろう。
また地域によってもかなり感じ方は違ってくるはずだ。

幸い、余り雪の降らない地方に住んでいると、雪国のことを忘れてしまうが・・・・・・

さて、今朝庭に出て、地面を眺めてみた。
春の日差しが差し込み、暖かくなってきていたが、虫が這い出しては来なかった。
まあ、気長に待てば、とも思ったが・・・・ 余りのんびり時間を過ごすこちらの心のゆとりがなかった。

残りが少なくなっていく人生をどのように過ごしていくのか。
余り真剣には考えないが、これがだらだらと過ぎていくのも困り者かもしれない。

庭には馬酔木(あしび、あせび)の花が咲いていた。
毎年このかわいらしい花をよく観察していない事に気が付き写真に収めた。


P3040197s.jpg

我が家の馬酔木はかわいらしいピンク色。白い花もあるという。

P3040200s.jpg

この房状のピンク花に朝日が当たり透き通るぴんくがまたかわいらしい。
葉には毒があり、馬や鹿が食べると酔っ払ったようになることから名付けられた名前だという。
このため、葉を食い荒らされる事が少ないので、奈良公園などでもよく植えられている。


ひとこと | コメント(0) | トラックバック(0) | 2021/03/05 08:53
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