瓦会(1)-日笠神社
石岡市瓦会(かわらえ)地区を少し紹介しておきたいと思います。
吾国山-難台山(南台丈)-愛宕山(岩間山)-鐘転山(かねころばしやま)と続く石岡の東北側の山並みの麓にこの瓦会(かわらえ)はあります。
地図では瓦谷と瓦会との表記が混在していますが、元々は明治22年に近隣の小塙村・宇治会村・瓦谷村・野田村・佐久村・部原村の6つの村が合併して、瓦谷と宇治会の2つの村の名前から瓦会となったという。
この瓦の由来は、ここで国分寺などの瓦を焼いた窯跡がいくつも発見されたことが由来していると思われる。
8世紀頃にここの山側の台地で瓦を焼いた窯がいくつも掘り出され、ここで焼かれた瓦が府中(石岡)の国分寺などに運ばれたものと考えられている。
窯跡については私の別なHPを参照願いたい → こちら

瓦会の郵便局のある交差点に古びた神社があります。
「村社日笠神社」となっています。

神社の沿革を書いた石碑が建てられており、内容を要約すると
「日笠神社の祭神は弟橘姫命で創建は建治元年(1275)と云われ、近郷近在の人々に広く崇敬されてきたが、南北朝時代の難台山の戦乱で1388年に兵火で焼けてしまった。
その後、再建されたようだが、記録ははっきりせず、江戸時代に牛久三代藩主より1683年から毎年祭祀料の寄進があった。
1832年に再建した記録があるが、その後1841年に近隣の大火で類焼し、1850年に再建された。
境内神社として金刀比羅神社(大物主命)、稲荷神社(倉稲魂命)、浅間神社(木花開耶姫命)を祭る。」
ここで、面白いのはこの地が江戸時代牛久藩(山口家)の領地であったという。
イメージとして浮かんでこないが、牛久藩は新治郡にも多くの領地が有り、となりの下総国(今の千葉県)にも領地があったようだ。

この手水鉢?にもしめ縄がしてあるがどういうことか?
弟橘姫が祀られていることと関係があるのだろうか?
もっとも日笠神社という名前の神社はあまり多くはないようです。

拝殿の裏に本殿がありますが、木の板や金網によって覆われていて、よく見ることができません。
木の板は隙間がありますので、覗き込んで写真を撮りました。
立派な龍の彫り物が施されています。
フラッシュは使っていませんが、西日が注ぎ込んでいました。
← よろしければクリックお願いします。
吾国山-難台山(南台丈)-愛宕山(岩間山)-鐘転山(かねころばしやま)と続く石岡の東北側の山並みの麓にこの瓦会(かわらえ)はあります。
地図では瓦谷と瓦会との表記が混在していますが、元々は明治22年に近隣の小塙村・宇治会村・瓦谷村・野田村・佐久村・部原村の6つの村が合併して、瓦谷と宇治会の2つの村の名前から瓦会となったという。
この瓦の由来は、ここで国分寺などの瓦を焼いた窯跡がいくつも発見されたことが由来していると思われる。
8世紀頃にここの山側の台地で瓦を焼いた窯がいくつも掘り出され、ここで焼かれた瓦が府中(石岡)の国分寺などに運ばれたものと考えられている。
窯跡については私の別なHPを参照願いたい → こちら

瓦会の郵便局のある交差点に古びた神社があります。
「村社日笠神社」となっています。

神社の沿革を書いた石碑が建てられており、内容を要約すると
「日笠神社の祭神は弟橘姫命で創建は建治元年(1275)と云われ、近郷近在の人々に広く崇敬されてきたが、南北朝時代の難台山の戦乱で1388年に兵火で焼けてしまった。
その後、再建されたようだが、記録ははっきりせず、江戸時代に牛久三代藩主より1683年から毎年祭祀料の寄進があった。
1832年に再建した記録があるが、その後1841年に近隣の大火で類焼し、1850年に再建された。
境内神社として金刀比羅神社(大物主命)、稲荷神社(倉稲魂命)、浅間神社(木花開耶姫命)を祭る。」
ここで、面白いのはこの地が江戸時代牛久藩(山口家)の領地であったという。
イメージとして浮かんでこないが、牛久藩は新治郡にも多くの領地が有り、となりの下総国(今の千葉県)にも領地があったようだ。

この手水鉢?にもしめ縄がしてあるがどういうことか?
弟橘姫が祀られていることと関係があるのだろうか?
もっとも日笠神社という名前の神社はあまり多くはないようです。

拝殿の裏に本殿がありますが、木の板や金網によって覆われていて、よく見ることができません。
木の板は隙間がありますので、覗き込んで写真を撮りました。
立派な龍の彫り物が施されています。
フラッシュは使っていませんが、西日が注ぎ込んでいました。


この近所に母親の実家があるので、子供の頃からこの辺にはよく遊びに行っていました。
この神社にある龍の彫り物を見るのが好きで、母親の実家に行く度に必ず見に行っていました。
よくお越しくださいました。
> この近所に母親の実家があるので、子供の頃からこの辺にはよく遊びに行っていました。
> この神社にある龍の彫り物を見るのが好きで、母親の実家に行く度に必ず見に行っていました。
この神社の本殿の立ち龍は見事ですね。私も見てすぐに気に入りました。
子生の厳島神社と同じような龍の姿は珍しいですね。
貴ブログへもこれからは時々寄らせていただきます。よろしくお願いします。
> 龍の彫り物見事ですね。
陰に隠れているので地元の方しか知らないかもしれません。
でも立派な龍なのでとても印象に残っています。
これからも素敵な小説(お話し)を書いてください。
神社の目の前にあるコンビニ店員です。
勤務終了後にたまに参拝するのですが、本殿の竜の彫り物までは知りませんでした。
また、余談ではありますが、今週の日曜日に駐車場の掃除をしていると、まんまやさんにてジャズの演奏が行われてました。
後で両親に聞いてみたところ、ご主人の息子さんがクラリネット奏者らしく、たまに店を貸切にしてコンサートを開いているそうです。
コメントありがとうございます。
> 勤務終了後にたまに参拝するのですが、本殿の竜の彫り物までは知りませんでした。
そうですよね。普通は拝殿でお参りして終わりですね。今度見て見て下さい。
柱に縦竜があるのは珍しいですね。子生(こなじ)の厳島神社に立派な龍があります。
> 今週の日曜日に駐車場の掃除をしていると、まんまやさんにてジャズの演奏が行われてました。
> 後で両親に聞いてみたところ、ご主人の息子さんがクラリネット奏者らしく、たまに店を貸切にしてコンサートを開いているそうです。
まんまやさんの息子さんがクラリネット奏者と言うのは聞いています。
時々近くのホールなどで演奏していると聞いています。
まんまやさんとコンビニ共に地域の大事な拠点ですね。今度立寄ります。