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厳島神社(子生弁天)(2)

 子生(こなじ)弁天様といわれる厳島神社の続きです。

この子生(こなじ)に上がった鐘を常陸国分寺へ運んだという場所というには、この地の玉田海岸は砂浜も少なく何故この場所なのだろうとずっと考えていた。
そしてこの地に来たがこの子生の弁天様(厳島神社)がある以外にそれといったイメージがわかなかった。

そして、今日地図を見て思い当たったことがあります。
それは、この場所が筑波山の真東だということです。(石岡からは真東はもう少し南になります。)

春分・秋分の時に筑波山から見るとこの海岸から日が昇ります。こちらから見ると山に日が沈みます。
きっとそんなことが関係していたのかもしれません。

鹿島神宮から真西には諏訪大社があります。これも偶然の一致とは言えないでしょう。

やはり水際にお祀りしていますが、坂道を降りたところにある赤い神社が水面に映えておもわずハッとします。
今はコンクリの階段ですが、昔は山道を下ったようなところにあったのでしょう。

このような造形の美が何故かあまり知られていません。

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ここは今は鉾田市ですが、平成の大合併以前は旭村でした。
鉾田も旭村もどちらもメロンが有名です。
夕張みたいに高くはなくとても美味しいです。

これはこのあたりの土壌がメロン栽培やさつまいも栽培に適しているのだと思います。

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坂を降りたところに木々の間から赤い円弧の橋が水に映って、思わず立ち止まり、うっとりと眺めました。

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(これだけサムネルです)

左側が拝殿で、市の文化財です。奥の右側が本殿で、県の文化財です。
待望の龍の彫られた柱は、本殿をすっぽりと保護するように建屋で覆われていますので、遠目にはよく見えません。

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こちらが市の文化財である拝殿です。

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太鼓橋と赤い欄干が水に映ると綺麗です。
この池の水はあまり綺麗ではありませんが、鯉がおよいでいます。

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こちらが本殿(社殿)です。

創建は承暦2年(1078)と伝えられますが、現在の本殿は元禄10年(1697)年に建てられたものだそうです。

こじんまりしたものですが、300年以上経つ本殿はこの中にあります。

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木々の生い茂る山の中の窪地に湧き出した池の中に浮かぶように社殿を建てたのは
やはり水というものが大切にされ、弁天様を祀り、五穀豊穣を願ったのでしょう。

名前が子生であるので、子供が無事に生まれる女神ということがいつの間にか広がり、江戸時代には江戸からも参拝者があり、正月の縁日には参拝客がたくさん集まったと言われています。

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毎日調べながら記事を書いていますが、仕事に出かけているときは、やはり記事のUPが遅くなってしまいます。

休みの日にある程度の記事をストックしたりしてそれを装飾して記事にまとめてもいますが、限界にも近づいて来ているかもしれませんね。

本殿の龍の彫刻を載せようと思いましたが、疲れたので、それはまた明日にします。

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鉾田 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/10/10 20:47
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