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玉里の湖畔

 昨日紹介したのは滝平二郎さんの話も伝わる、小美玉市玉里地区の愛宕神社。
多くの愛宕神社はどういうわけかその多くが古墳の上に立っている。

石岡でいえば、貝地にある景清塚(平景清を祀る)も愛宕神社だがこれも恐らく古墳であろう。
また、木之地にある愛宕神社も昔はおそらく古墳の上にあったものを、開発でこの街中に移したものだと思う。

もちろん岩間の愛宕山のようにおおきな山の上にあるものもあるが、平地に小山があればそこは古墳で、その上に神社を祀る。
その中でも愛宕神社が多いということなのだろう。

さて、その玉里の愛宕神社の前から霞ヶ浦湖畔まで300mほどだが、ほとんどが蓮(レンコン)の泥水田だ。
レンコン収穫のピークは年末で、正月用に出荷するのだが、このレンコン掘りもかなりの重労働で、9月~翌年4月頃まで続く。

この冬場に冷たい泥の水田に入り、足で見分けながら、ホースからの水流で洗い流して掘り出す。
寒いのに胸まで水に浸かってやる作業も大変だ。

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車でくる時には途中でこの水の中で掘っている人を何人か見かけたのですが、ここに来たのが昼時で作業の人が引き上げたのでしょうか?
いないと思ったのですが、一箇所勢いよくポンプを回しているところがありました。

姿が見えないので近づいてみると木の茂みの陰で採ったレンコンを洗っている方がおりました。
やはり湖から吹いてくる風を避けるために、このように木を植えているのかもしれません。

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その先に、少しこんもりした茂みが見えます。神社があるようです。

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本当に蓮田に囲まれた神社(稲荷神社)です。地元の守り神なのでしょう。

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でも、ここに気になる(?)説明が書かれています。
気になるのは私くらいかもしれませんね。

とても面白いです。
この蓮田の広がる地帯に、江戸時代のはじめまで小さな集落があったようです。
それが、この玉里地区と霞ヶ浦の対岸にある井関地区が水戸藩に組み入れられ、この霞ヶ浦の高浜入りの狭くなったところを川の一部とみなして「お留川」としてこの領域を水戸藩が独占したのです。

その前まで、誰のものでもなく、乱獲を防ぐ取り決めをして生活していた漁師が突然お留川に組しないと生活できなくなってしまったのです。

一部の人はこれで財をなしていったようですが、ここの人たちは別な場所に移ってしまったようです。

その後、この神社が残り、残った地域の人が守ってきたといいます。

祭神の倉稲魂命(うかのみたまのみこと)は日本書紀にでてくる表記で、古事記では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と表されている穀物などをつかさどる女神だとされています。

石岡の市内にもこの神を祭る場所があります。
富田町にある北向観音の前方ある「宇迦魂稲荷神社(うかのみたまじんじゃ)」です。

何かこんなところと関連付けてみるのも石岡の歴史を調べ始めた知識によるものですね。
知らなければ何にも感じないでしょう。

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それにしてもこの神社は蓮田で囲まれてしまっています。
左手奥に見えるのは「平山排水機場」の建物です。
湖岸沿いの道は車も通るようです。この排水機場のところを入った正面に愛宕神社があります。

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湖岸の道から高浜方面を見たところですが、曲がっているところなので奥に見えているのは対岸の井関地区です。筑波山はもっと右の方ですが、天気が悪いので見えませんでした。
一番飛び出した場所ですから、きっと晴れていたら綺麗な山も見えたのでしょう。
滝平二郎の切り絵の世界も感じることができたかもしれません。

ネットで注文した滝平二郎の切り絵と版画の立派な限定書籍が今日届きました。
サインも入った980部限定の画集がこんな値段で買えるのには驚きです。
定価38000円昭和49年発行のものです。それが数千円です。
これも、いつか地元で公開できればと購入しました。

財力がありませんので、美味しいものを食べたと思って、少しずつ集めようと思います。

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この湖岸から行方方面は桜の木が植えられていました。
これが立派な木の並木ができたらここをサイクリングするのは楽しいでしょうね。
「ほほえみの丘」などの砂浜の復活と合わせてあとは水をきれいにすることが残された最大の課題ですね。

水門を開けて、息ができるようにするとか、湖底の水を循環させるポンプや噴水の設置など出来ることからやっていかねばなりません。

そうすればいつか世界遺産に登録できる日も来るでしょう。



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玉里地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/02/16 16:11
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