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三熊野神社(潮来市牛堀)

 権現山の麓に牛堀地区の鎮守と思われる古い神社があります。
公園側から降りていきましたが、牛堀地区の家並み側に鳥居があり、すぐ牛堀の船着場があった場所に近いのでしょう。

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この神社の裏手が権現山だ。そして反対側は牛堀の街と常陸利根川(北斎公園)がある。
平成の大合併前は茨城県牛堀町であった。

ここでは、毎年10月に勇壮な山車祭りが行われている。
この祭りにはこの牛堀地区だけでなく、となりの麻生町(現行方市)や千葉県香取市などの山車も参加している。

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この三熊野神社はこの権現山に熊野権現信仰として祀ったものだと思われます。
霞ヶ浦の水運が発達し、蒸気船(通運丸、銚子丸など9が通るようになると、ここには牛堀河岸が作られ、水産業の問屋や、佃煮の加工業者などが多く集まった場所のようです。
今もこれらの名残が感じられる町並みです。

巴水牛堀の夕暮れ


(川瀬巴水の版画:昭和4年の「雨の牛堀」と昭和5年の「牛堀の夕暮」)
 巴水はこの牛堀の版画をたくさん残しています。

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この三熊野神社の歴史などはよく調べていないのでわかりません。
しかし、熊野信仰が盛んになった江戸時代になって、小さな社をまとめて建てたのかもしれません。
本殿は覆われていて内部はよく見えません。
比較的新しいようですが、立派な本殿です。

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こちらが御神木の大イチョウの木で、樹齢350年ほどだそうです。

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神社の拝殿から街の方を振り返るとこんな感じです。
この先に常陸利根川が流れており、北斎公園があります。

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神社から山に入る道の片隅に置かれていました。
下には三猿が描かれています。青面金剛と三猿の庚申塔のようです。

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こちらも庚申塔ですね。江戸時代のものでしょう。

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潮来地区 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/03/28 19:06
コメント
確かに、見ざる言わざる聞かざるが
下の方にいるのですから庚申塔なのでしょうね。
でも庚申塔って何の意味なのかなって
いまだに理化していない私です。
お晩です。Romanさん。
藩mがに描かれている街並みの美しさに
ぼーっとなってしまいました。
だって、本当にこんな風景だったのでしょう。
茨城県にはこんな風情がいまだ残されているって
事なんでしょうね。Romanさんの旅は
終わらない、終われないですねえ。
Re: 確かに、見ざる言わざる聞かざるが
kozoh55さん

> でも庚申塔って何の意味なのかなって

これって今の生活からはすっかり消えてしまいましたからわからないですよね。
三猿は庚申の申は「さる」ですから、こんなことにつながったのでしょうね。
身体の中にいる三尸(さんし)という虫が庚申の日の夜中に天の上って神様に
自分の悪事を告げられるのを一晩中起きて監視をする。

まあよく言えば「皆で集まって飲み食いして日ごろの憂さを晴らす」行事だったのでしょう。
庚申塔は3年この講が皆で続けられた時に記念して建てたものと聞いています。
山王信仰と一緒になって、青面金剛を本尊としたと言います。
この三猿は日光で皆知られていますが、このように全国でも広まったようです。
でも関西は真ん中の猿を少し上にあげて△配置としているのだそうです。
こんなのも調べていくと民俗文化的な考察につながりそうです。

> 版画に描かれている街並みの美しさにぼーっとなってしまいました。
> だって、本当にこんな風景だったのでしょう。

これって、住んでいる人にとっては感じないことが多いのですが、都会の雑踏から
こんな癒しの風景を眺めに来るといいと思います。
交通も不便だし、面白い物もありませんが懐かしく癒される風景です。

> 茨城県にはこんな風情がいまだ残されているって
> 事なんでしょうね。Romanさんの旅は
> 終わらない、終われないですねえ。

ネタも尽きては来ているんですが、また違った深みにはまってしまうかもしれません。
こんなことも「また楽し」です。
コメント感謝します。

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