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「古代のみち」特別展

 今土浦市の上高津貝塚ふるさと歴史広場で「古代の道-常陸を通る東海道駅路」という展示会をやっている。
先週の日曜日に風の会の会報を北条と小町の里に置かせてもらいに行き、土浦市市民会館まで足を伸ばしてみた。

その展示物のチラシの中にこの展示会の案内が有り、前に土浦にいる友人に聞いていたこともあり、行ってみることにした。

上高津貝塚は縄文時代後期の貝塚が見つかり、国指定史跡に指定され、公園があることは知っていたが行くのは初めてだった。

市内からは少し離れたところであるが、行ってみると立派な建物ができていた。

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考古資料館というそうだが、思っていたより立派な建物だ。
入ると受付があり入館料105円を払い、「ふるさと風」の会報が少し残っていたのでおいていただけるか聞いてみた。
係りの女性は少し考えるようでしたが少し会報に目をやりながら「ダメです」と。

「博物館では前に置いていただいたのですが・・・」というと、
「いま講演会が2階でやっていて、担当の係りがいないので終わったら聞いてみます」と。

「その講演会は今からでも聞くことができますか?」

「はい、大丈夫です。2階に上がって係りがおります。」

「では、そちらを聞かせていただきます。それからこの会報は、おいていただけないなら処分していただいても構いません。部数も少ないですから」

何か言っていましたが、構わず2階に上がっていきました。
なんの講演会かも分からず、もう始まっている部屋の前に行くと、中から係りの人が出てきて、講演資料をいただき、また講演会用にさらに50円を支払って、そっと入りました。

あらまあ、展示会が「古代の道」ですから、これに関する講演会かと思ったら土浦市博物館の茂木館長さんの館長講話でした。

でも途中から入ったし、抜け出すわけにも行きません。それから1時間半の間、おとなしく聞いてきました。
講話のタイトルは「2012年度陵墓限定公開と立入り観察について」という内容です。

宮内庁の管理する古墳(12箇所)に関して、考古学会などが主体になって中に調査に入らせて欲しいとの要望で、やっとのこと30年かかって16名(16団体)に限っての限定公開が行われるようになったそうです。
そして2008年2月~毎年1~2ヶ所ずつ中には入って調査をし、今年2月にやっと卑弥呼の墓ではないかと言われている「箸墓古墳」に入ることができたということでした。

新聞などでも大きく取り上げられましたが、入ったのは16人で柵から1~2m中の周囲を観察しながら1時間ほどかけて周りに埴輪などがないかなどを見ながら1周しただけだそうです。掘れないので見つけるのは難しいですよね。

この箸墓古墳が時代が最も古いと思われるので卑弥呼と関連付けて報じられているのですが、証拠は見つかっていないですね。

新聞やテレビの報道で、「卑弥呼の墓が発見か?」なんて言っていましたが、まだまだ九州説もまったく死んでいませんよ。

聞いている方は考古学に携わっている方ばかりのようで、内容的には私には少しついていけないという気がしました。

これは風の会報を置く場所としてはふさわしくないな? 受付で返してよこすかな?などと考えて、公演終了後に1階に展示している「古代のみち」の展示物を一通り見てから、先ほどの1F受付に行き、下記の特別展用に作られた冊子を500円で買いました。

何か会報の話があるかと思いきや、係りの方はニコニコして私がカメラをぶら下げていたのを見て、いま外の景色が素晴らしいですよ。行ってみてください。写真に撮ってね。・・・。

公園にベンチがありますのでそこに座って眺めてみてください。と勧めてきました。

そうそうここに来る前にも八郷や筑波、小町の里でも素晴らしい若葉の色合いを楽しんできたのもお話して、この公園の景色も見せてもらいに外に出ました。

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確かに素晴らしい木々の葉の色です。広々とした広場の奥に縄文時代の住居が復元されています。

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一面芝生の公園の手前の片隅にはベンチに暖かな日差しが降り注いでいましたが、誰も座っていません。

3~4人位の見物客と数人の子供が遊んでいました。

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公園の一角にこのような貝塚の一部切り取ったものを展示して見られるようになっています。

現地の説明板:

「上高津貝塚は、1906年(明治39年)に大衆小説家江見水蔭によって発掘されてから、考古学の世界に知られるようになりました。・・・・・・・その後、1977年に国の史跡指定を受け、・・・・・
貝塚は、1981~1986年に市が指定地を購入し、1991~1995にかけて文化庁などの補助を受けて現在のように整備されました。・・・・」

となっています。

土浦の博物館が最近元気になったように感じています。
25周年記念行事として、特別展「婆娑羅たちの武装-戦国を駆け抜けた武将たちの甲冑と刀剣」が3月16日~5月6日に開催されているのです。

ゲームソフトの「戦国BASARA」とタイアップして宣伝もしたし、全国から実存する武将たちの甲冑などを借り集めて展示しているのです。
市内ではスタンプラリーもやっていて、今まで見たこともない若者で溢れているんです。


さて、もう一つが古代のみちの展示と、講演会の開催です。
講演会もかなり人気が有り、毎週土曜日に開催されているようです。
それも人数が多くて、会場を変更して次回(4/27)は土浦市生涯学習館1Fで午後2時からだそうです。
(詳細は → こちら

IMG_7109s.jpg

こちらが今回購入した資料です(500円)
欲しい人は(こちら)に申し込むと送ってもらえます。

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今回の資料はかなり詳しく書かれています。
資料としては充実して良いものです。しかし、私の追いかけてきた道とは違いがあります。

資料は常陸風土記に出てくる信太郡の郡衙のある近くにあるとされる「榎浦津駅」を新利根町の新宿」あたりに想定しています。そしてここに下総の現成田市荒海にある「荒海駅」から船で渡ったと推定しています。

どうもこの感覚が現地を訪れて感じなかったのですが・・・・。

また、石岡の中津川(高浜街道沿い)で発見された官道跡がどこにも載っていません。
この資料の鹿島神宮への道にこのような広い官道を作ったと考えるのもおかしなことだし、想定のルートからも外れています。

都合の悪い資料を載せないのはやはりおかしいと感じます。

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でも欲しいと思っていた資料がかなり載っていてとても参考になります。
欲しいと思っている方はぜひ読んでみてください。



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古東海道 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2013/04/17 20:43
コメント
古代のみち 特別展
こんばんは

古道の特別展とはとても興味そそります。
週末にでも私も自転車で見に行こうかな。

ところで、こういうのは石岡市がやってくれたほうが盛り上がると思うのですが、如何でしょう。

特別展・・・まではいかないにしても、研究や資料作成は後世のためにも是非やってもらいたいものです。(という理由で私が知りたい)
のり@鎌ヶ谷 さん
こんばんは。

先日はありがとう。いつも行動的ですね。
このまえは風土記の丘も行かれたんですね。

> 古道の特別展とはとても興味そそります。
> 週末にでも私も自転車で見に行こうかな。

行ってみてください。また土浦で行う講演会もよければ・・・。
この貝塚公園は広々してよいですね。
展示会での私の興味はこの道よりも製塩土器の展示が興味をそそられました。

この道の資料は文句を言っていますが、よくまとまっています。とても参考になります。

> ところで、こういうのは石岡市がやってくれたほうが盛り上がると思うのですが、如何でしょう。
> 特別展・・・まではいかないにしても、研究や資料作成は後世のためにも是非やってもらいたいものです。

この土浦の博物館の館長の茂木さんは考古学の権威のある学者さんらしいのですが、旧麻生町の出身です。
しかし、石岡というところは堅物ばかりで何もしません。
学校の先生がとても多いところですが、なにをやるにもやって失敗することを恐れて口では言うが何もしません。小さなコミュニティの中で威張っている状態ですよ。

国府が中心なのに、周りがこのような計画を実施するんです。
この土浦の古代の道も研究者がいます。それに行方の方と真壁の方などが入って講演会もやっているようです。
そこに石岡が入らないんですよ。
茨城空港に石岡の酒など商品が何も売っていないのと同じですね。

そのうち変わるのを待つか、仲間を増やして風穴を開けるか・・・
思案しても始まらないんですが・・・・。

コメントありがとうございました。
上高津貝塚ふるさと歴史広場
ここは車で2回、自転車で2回訪れていますが、いつも人が少なかったです。
一番印象的だったのは、この公園にブラジル系の団体さんが遊びに来ていて
ポルトガル語だけが公園内に響いていた事でした(笑)
奥の森も縄文を感じさせる良い場所で、一部の空間はもののけ感もたっぷりでした。

東海道古道については、不勉強で何もわからないのですが・・・

宮内庁の姿勢は、平成の世になっても神話のタブーを破ってはならない
そんな気風をそのまま継承しているように思います。それこそ都合の
悪い事は明らかにしないほうが....という事でしょうか?
たすけさん
> ここは車で2回、自転車で2回訪れていますが、いつも人が少なかったです。

そんなに行っているんですか。私は近くにいっても立ち寄りませんでした。
人が少ないのはしょうがないですよね。でもこうした特別展や講演会をやれば人もそこそこ来るようです。

> 一番印象的だったのは、この公園にブラジル系の団体さんが遊びに来ていて
> ポルトガル語だけが公園内に響いていた事でした(笑)

今はこうした風景はあちこちで見ますね。
ブラジル系の人は最近少なくアラブ系の人が多くなったような・・・。

> 宮内庁の姿勢は、平成の世になっても神話のタブーを破ってはならない
> そんな気風をそのまま継承しているように思います。それこそ都合の
> 悪い事は明らかにしないほうが....という事でしょうか?

30年かかって1m中に入ったことに意味があるんだと強調していました。
確かに真実が暴き出されると困ることもあるんでしょうね。
まあ、3世紀~5世紀頃が曖昧な方が都合が良いと思っている人もいるのでしょう。
その方が私もブラブラ散策する楽しみもありますから。
こんにちは。
私も中学1年の娘とこの講演を聴きに行っておりました。
だれもこんなの聞きにこないだろうとなめきっておりましたら、びっくり。
100名分の加齢臭に脳神経がノックアウトされてしまう集客層で、マスクは必須でございました。

急いで部屋を出てので、どういうわけか、目的の500円の冊子、購入し忘れてしまいました。

だれもいなかった公園のほうにも行きました。
娘が、「アテルイが出てきそうだ。」とつぶやいておりました。

月琴一代さん
こんばんは。

> 私も中学1年の娘とこの講演を聴きに行っておりました。

えっ。そうだったのですか。娘さんと一緒ですか。いいですね。

> だれもこんなの聞きにこないだろうとなめきっておりましたら、びっくり。

確かに加齢臭の集まりですよね。なかなかお子さんには退屈だったでしょうね。

> だれもいなかった公園のほうにも行きました。
> 娘が、「アテルイが出てきそうだ。」とつぶやいておりました。

あそこでアテルイを思い出すというのは娘さんもこんな事に興味はあるんですか?
天気もよく明るい感じでしたので、私はのんびりと縄文時代を思い浮かべていました。

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