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真壁散歩(11)-旧筑波線真壁駅

 常磐線の土浦駅と水戸線の岩瀬駅間の40kmを結んでいた筑波鉄道筑波線が廃線になったのはもう25年も前。

最後の頃に記念乗車を女房と一番下の息子が乗りに行った。

まあ私はその頃、それほど興味もなく、仕事が忙しくて乗らなかったが、このジーゼル車両が走っている姿は何度も見ていた。

今から見ると懐かしく、残しておけばよかったのにな~と思うのだが、まあどうしようもない。

ここ石岡から見ると「鹿島鉄道」がこの筑波線(当時の常総筑波鉄道鉄道)と合併して関東鉄道となったのが、昭和40年のことだが、この筑波線がいち早く廃線となってしまった。
(鹿島鉄道の廃線は2007年春なので、この筑波線の廃止はその20年前になる)

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真壁駅は桜川市真壁町古城(昔の真壁城のあった場所に近い)に造られていた。

この筑波線の廃線後すぐにこの鉄道の跡地をサイクリングロードとすることが決まり、つくばリンリンロード建設が始まった。

この頃はまだそれほど自転車ブームもなく出来てもあまり走る人もいない状態だったように思うが、最近はこのサイクリングロードを走っている記事も多く見られるようになった。

歓迎すべきことだ。

今はまだ、土浦-筑波間は比較的利用者が多いようだが、真壁や岩瀬方面の利用者が少し少ないように思う。

しかし、この真壁も魅力があるし、加波山や雨引観音(楽法寺)などを組み合わせれば多くの魅力を感じさせてくれる地域でもある。


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旧真壁駅は昔のまま残されている。この桜の古木もとても綺麗だ。

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古い樹が3本と少しあたらしい樹が数本、駅のホームであったところに植えられています。

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「思い出の樹」と名付けられた桜の並木。

この樹は大正5年、真壁駅の北島駅長が駅のホームに10本の桜の木を植えたそうです。

そして、そのうち3本の桜が今でも残り、鉄道の駅として70年、自転車ロードの休憩所として25年間この場所を見守ってきたのです。


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駅のホームの先が公園風になっていて、そこに「茨城百景」の碑が置かれています。

「伝正寺と真壁城址」となっていますが、昭和25年に制定された時の正式登録名は「伝正寺と加波足尾」である。

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手前のタイル貼りの建物はトイレです。

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こちらは筑波、土浦方面です。

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こちらは反対側の岩瀬駅方面です。

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この岩瀬側から駅(休憩所)と筑波山方面の眺めです。

この真壁駅の近くに真壁小学校に戦中まであった「奉安殿」を移設して残されていると聞いていたのですが、見渡してもわからずじまいでした。もう少しじっくり探せばわかったのかもしれません。

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真壁散歩 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/06/07 19:00
コメント
はしってみたい
実は、筑波リンリンロードを走ったことがありません。土浦には良く行くのですが、霞ヶ浦の方に行ってしまいます。Romanさんの記事を観て、やはり一度行ってみないといけないなと思いました。

多分、土浦まで電車で行き、そこから岩瀬まで自転車で行き、筑波まで戻って筑波エクスプレスで帰ってくるという感じでしょう。今年の夏でトライしてみます。
kincyan さん
> 実は、筑波リンリンロードを走ったことがありません。土浦には良く行くのですが、霞ヶ浦の方に行ってしまいます。Romanさんの記事を観て、やはり一度行ってみないといけないなと思いました。

そうそうこの鉄道がなくなって25年も経つのですから一度は走って見て下さい。
筑波山の裏側もまた楽しいですよ。
雨引観音や、三重塔(富谷観音、椎尾薬師、板橋不動尊)を廻るのもまた面白いかも。

> 多分、土浦まで電車で行き、そこから岩瀬まで自転車で行き、筑波まで戻って筑波エクスプレスで帰ってくるという感じでしょう。今年の夏でトライしてみます。

一度是非トライして下さい。筑波近辺は休みの日に行くとたくさんの自転車とすれちがいますよ。

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