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はけの道

 今日は処暑というのに暑さがぶり返して、まだしばらくはこの暑さが続くそうです。あまり無理せずにブログもマイペースでいきましょう。さて、東京都小金井市南側に「はけの道」と呼ばれる道があります。昔多摩川により削り取られた崖に水が湧いて、野川を形成して、今では駅の側(南側)から商店街を抜けるとすぐに道は急に下がっている。この崖下の道が「はけの道」と呼ばれているのですが、この断層は正式には国分寺崖線というそうです。昔は特に人もあまり歩いてはいなかったのですが最近は野川が整備され川沿いの散歩道とともに「はけの道」も人気が高まっているようです。私も大学時代からしばらくここに住んでおり、今でも私の兄夫婦とと母が小金井に元気で暮らしており、毎年夏に父の墓参りなどに出かけている。なぜ今回「はけの道」を取り上げたかというと「はけ」の言葉の意味に興味がわいたからです。「水はけ」のことばから湧水があって名付けられたという説もあるようですが、「がけ」を意味するpake(パケ)という縄文語(アイヌ語)が元になったと考えられます。四国の大歩危・小歩危や崖のことを「hake」「ハッケ」「パッケ」などというところが多いというのでまずは間違いないと思います。茨城県の水戸の朝房山の麓に「木葉下」と書いて「アボッケ」というところがあります。
ABOKKE.jpg

これも鈴木健氏が「常陸国風土記と古代地名」の中で朝房下から転じたものとの説と同時に崖下をハケシタといい「葉木下」の字をあててハボッケと読んだのがアボッケになったとの説を書かれています。恐らくこのようなかたちで地名はいつの間にか読も方や当てられた漢字で意味もわからなくなっていくようです。さて「はけの道」には「中村研一はけの森美術館」があり、野川沿いにすすむと「武蔵野公園」「野川公園(旧国際基督教大学ゴルフ場)」につながっています。広々とした公園で大変気持ちの良い公園です。

地名 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/08/23 19:40
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