地球の丸く見える丘(4)
この地球の丸く見える丘展望台のある愛宕山は標高73.6mしかありませんが、北総台地最高峰です。
この場所が地質学的には少し興味深い場所だということがわかりました。
銚子の海岸よりの史跡などに行くと「シオパーク」という説明看板が目立ちます。
この展望台のある場所にも看板がありましたので少し紹介します。
「銚子ジオパーク推進協議会」がまとめ「千葉科学大学」が制作しています。
この大学は前に紹介した「屏風岩(屏風ヶ浦)」(こちら)の入口海岸にあります。

地層をそのできた年代で3つに分類しています。
この最も古い部分が先端の手のこぶしの部分(A)でジュラ紀の地層です。

この愛宕山の部分がこぶしエリアで最もとんがった高い場所です。そしてその中でも一番古いジュラ紀の地層なのだそうです。
香取から前の貝塚などのある腕の部分(Bエリア)がその次に古い場所。
利根川の周りのエリアCの地域は縄文海進では水面以下で15万年前位以降の地層だそうです。
なんとなくわかってきたようです。
詳細は下の説明写真をクリックして拡大して見て下さい。

この展望台のあるのは標高73.6mの愛宕山(正式には高神愛宕山)です。
そのため、この頂上に三角点が置かれています。これがかなり古いのです。
そしてかなり重要な役目を負っています。

良く読んでみて下さい。何か感じませんか?
何気なしに書かれていますが、これってかなり重要な事だと思います。
三角点の名前が「高神村(こうじんむら)」と言うのも面白いですね。
昔からあるこの地層の頂点を基準として日本の地形の変化を量る基点になっているようなのです。
これってすごい事ですよね。
今ではGPSがあるから関係ない? 確かにそうかもしれないけど・・・。
でも考えると結構楽しい。
また、明治38年に田山花袋が犬吠崎に国木田独歩を見舞いに来て、この愛宕山にのぼったと「写真」という小説に書いてあるそうだ。
それによれば、この三角測量台の傍に戦時の展望哨が置かれてあると書かれている。
いろいろ想像して楽しみましょう。

これがその三角点です。
この山の地層が愛宕山層群で「高神礫岩」とよばれるジュラ紀の化石などが多く出土しているのだそうです。
約3億年前くらいまでさかのぼれるそうですからすごいですね。

三角点の横に「愛宕神社」があります。たんに、石造の祠と玉垣があるだけですが、道路から展望台に登る入口の両側に石の灯籠がおかれています。
これも神社の入口燈籠らしいのです。
この石灯籠は「愛宕燈籠」と呼ばれています。
江戸時代には、火難除けの「愛宕信仰」が盛んで、ここから村々の代表が年に一度、京都の「愛宕神社」へお参りしてお札をもらって帰って来て、それを各戸に配ることが行われてきたそうです。
← よろしければクリックお願いします。
この場所が地質学的には少し興味深い場所だということがわかりました。
銚子の海岸よりの史跡などに行くと「シオパーク」という説明看板が目立ちます。
この展望台のある場所にも看板がありましたので少し紹介します。
「銚子ジオパーク推進協議会」がまとめ「千葉科学大学」が制作しています。
この大学は前に紹介した「屏風岩(屏風ヶ浦)」(こちら)の入口海岸にあります。

地層をそのできた年代で3つに分類しています。
この最も古い部分が先端の手のこぶしの部分(A)でジュラ紀の地層です。

この愛宕山の部分がこぶしエリアで最もとんがった高い場所です。そしてその中でも一番古いジュラ紀の地層なのだそうです。
香取から前の貝塚などのある腕の部分(Bエリア)がその次に古い場所。
利根川の周りのエリアCの地域は縄文海進では水面以下で15万年前位以降の地層だそうです。
なんとなくわかってきたようです。
詳細は下の説明写真をクリックして拡大して見て下さい。

この展望台のあるのは標高73.6mの愛宕山(正式には高神愛宕山)です。
そのため、この頂上に三角点が置かれています。これがかなり古いのです。
そしてかなり重要な役目を負っています。

良く読んでみて下さい。何か感じませんか?
何気なしに書かれていますが、これってかなり重要な事だと思います。
三角点の名前が「高神村(こうじんむら)」と言うのも面白いですね。
昔からあるこの地層の頂点を基準として日本の地形の変化を量る基点になっているようなのです。
これってすごい事ですよね。
今ではGPSがあるから関係ない? 確かにそうかもしれないけど・・・。
でも考えると結構楽しい。
また、明治38年に田山花袋が犬吠崎に国木田独歩を見舞いに来て、この愛宕山にのぼったと「写真」という小説に書いてあるそうだ。
それによれば、この三角測量台の傍に戦時の展望哨が置かれてあると書かれている。
いろいろ想像して楽しみましょう。

これがその三角点です。
この山の地層が愛宕山層群で「高神礫岩」とよばれるジュラ紀の化石などが多く出土しているのだそうです。
約3億年前くらいまでさかのぼれるそうですからすごいですね。

三角点の横に「愛宕神社」があります。たんに、石造の祠と玉垣があるだけですが、道路から展望台に登る入口の両側に石の灯籠がおかれています。
これも神社の入口燈籠らしいのです。
この石灯籠は「愛宕燈籠」と呼ばれています。
江戸時代には、火難除けの「愛宕信仰」が盛んで、ここから村々の代表が年に一度、京都の「愛宕神社」へお参りしてお札をもらって帰って来て、それを各戸に配ることが行われてきたそうです。


こんな姿で残され続けているのですね。
そしてそこが3億年前のジュラ紀の地層だなんて!
掘って、掘って、三葉虫でもオウム貝でも
ゲットしたくなります。
自然の石で囲んだ三角点、、、、
たしかに凄い場所、史跡ですねえ。
お晩です、Romanさん。
いつも内容の濃い記事をありがとうございます。
先週栃木市に行って、街の方々が親切で親切で
涙チョチョ切れる思いでした。
真壁、石岡もきっと温かい街なんでしょうね
またお邪魔します。
> 日本の地点の基準になっている場所、三角点 こんな姿で残され続けているのですね。
え~と、少し大げさに書いてしまいました。
良く考えたらこの説明は山の上によくある三角点と同じなんです。
でも、こんな低い所にあるんでいろいろと想像を膨らませてしまいました。
全国に約1000か所の一等三角点があるそうです。そのうちの一つに過ぎないのですが・・・
ついジュラ紀に反応してしまいました。
> 掘って、掘って、三葉虫でもオウム貝でもゲットしたくなります。
確かに掘ったら何か出てくるのでしょうね。三角点の処をいじると罰金だそうですが・・・
> 先週栃木市に行って、街の方々が親切で親切で涙チョチョ切れる思いでした。
それは良かったですね。地方はみんな親切なんです。
まあ石岡はどうかな? 意外と中途半端かもしれませんが、是非お越しください。
9月はお祭りがあり、10月は市長選がありますが。