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川口神社(1)(銚子)

 銚子の港に近い神社で前に「安倍晴明伝説」を紹介した事があります。(こちら

その時にこの川口神社の話が出て来たのですが湊沿いの道を車で走っていてこの神社を発見しました。

普段ですとまあ「こんなときにも神社があるな~」と思う程度なのですが、車を少し道路の空いた所に止めて覗いてみることにしました。その時はまだこの神社がその晴明伝説にまつわる神社であるとは気がつきませんでした。

986年(寛和2年)の創建といわれる。

安倍晴明の伝説は、晴明がお世話になった地元の長者の娘の顔にあざがあったが晴明に恋した。

晴明も結婚の約束をするがいやになり逃げ出す。

それを娘は追いかけたが、晴明は身を投げた工作をする。
それを見た娘は晴明が死んだと思い身を投げて死んでしまう。
そして、娘の歯と櫛が流れ着いたこの場所にその冥福を祈って神社を建てた。

神社の名前は「歯櫛明神(はくしみょうじん)」とよばれ、途中から「白紙明神」と書くようになり明示を迎えた。

明治に入り現在の川口神社(明治3年)と改められた。明治12年に村社となる。

速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)を祀る。速秋津姫命はイザナギ・イザナミの間に生まれた神で、男女一対の「水戸神(みなとのかみ)」であるが、ここは女性のみを祀っている。

川と海の接する河口部の神とされるので神社も「川口神社」となったものと思われる。

銚子の利根川の入口の河口に建てられた神社だ。

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ここにあるように銚子の大漁節にうたわれる神社です。

一つとせ 一番船に 積み込んで
川口押込む 大矢声 浜大漁だネ

・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
九つとせ この浦守る川口の
明神 ご利益 あらわせり

この「川口の明神」がこの神社です。

江戸時代はここから利根川をさかのぼり江戸に魚を送っていた。

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港に近い2つの道が交わる交差点に一の鳥居がありました。

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鳥居から奥に広い参道が続いています。
左右は松並木です。

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しばらく平坦な道を進むと二の鳥居があります。昔はこの辺りから登り道が続いていたのでしょう。
今は広い階段です。

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鳥居の左右に阿吽の狛犬が置かれています。

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1歩では次の階段を登れませんので、結構歩きにくいんです。

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最初はちょこっとどんな所かを見て戻るつもりでしたが、なかなか古びた大きな風格のある神社なので驚きました。
正面に拝殿とその手前に狛犬か2対。

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手水舎も風格があります。

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境内社ですが、説明がないのでわかりません。

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拝殿。柱などの彫刻が目を引きます。

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写真が多くなってしまいましたので、明日に続きを書きます。



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銚子 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/10/07 19:17
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