じゃかもこじゃん(1)

 昨日の中秋の名月(旧暦8月15日)の晩とその前の晩の2日に亘って行われた伝統行事「八幡宮太々神楽」を紹介します。

地元では「じゃかもこじゃん」と呼んでいます。

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昔はもう少し遅い時間から始まって真夜中まで行われていたようですが、今は夜7時から11時までだそうです。

この石岡の八郷地区柿岡の街道から上宿信号を少し入ったところに八幡神社があります。(紹介記事はこちら

7時少し前に到着しました。

神社(八幡宮)はこうこうと明かりがともり長い幟り旗が4本ほど立っていました。
夜空には中秋の名月が浮かんでいます。

鳥居の横の2本は「奏楽錚錚懐太古」(奏楽そうそう太古をなつかしむ)と「舞容粛粛仰神祇」<舞容しゅくしゅく神祇(じんぎ)をあおぐ>と読むそうです。何時頃作られたものでしょうか。

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境内には奥に舞台。手前の周りには数多くの屋台が並んでいます。

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こちらは神社の境内に作られたこの地区(荒宿)の公民館です。

係の人と共に、今日の主役の可愛い巫女さんが4人。
見た感じでは2人ずつ交代で2年間務めるのでしょうか?

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親御さんたちも大変ですね。代々この地区に住む人の中から選ばれてきています。

昔この地区は「八幡町」と呼ばれていたようです。今は荒宿・西町・上宿・仲町と町名は変わっていますが、この神楽はこの地区の長男が受け継ぐことになって守られてきました。

しかし、今では長男に限らずこの地区の人すべてを対象に保存会を結成して守っています。

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祭り開始前の舞台です。

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舞台の正面。

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境内のお稲荷さんと子安神社。
夜はきつねの目も怪しく光ります。

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7時になる頃に境内も大分にぎわってきました。

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(上の写真はクリックで拡大写真が見られます。)

さあ、いよいよ神楽のスタートです。

かわいい巫女さんたちは緊張した面持ちで舞台に上がり右隅に座りました。

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(上の写真はクリックで拡大写真が見られます。)


謂れでは、文禄4年(1595)長倉義興が、柿岡城主になった時に伊勢からこの神楽(24舞)を持ち帰り、そのうちの12座を継承してきたと言います。
(参考まで・・・柿岡城・善慶寺:こちら、常陸大宮市長倉宿:こちら

400年の長きにわたって続いてきたと伝わっています。
柿岡は江戸時代は幕府の天領となっている時代が長く続きました。

このような祭りを残していける何かがあったのかもしれません。
前に筑波山信仰の街道「瀬戸井街道」を紹介しましたが、この柿岡を通過しています。
また霞ヶ浦の水運の発達していた時も、ここの恋瀬川から舟で霞ヶ浦に物資を運んでいます。

神楽は全国各地にまだ残されているところがたくさんあるようです。
しかし、時代の波が現代的な合理的な生活スタイルが浸透してくると、都会の方からこれらの伝統行事が無くなって来ています。

写真が増えてしまいましたので、明日に続きます。


民族と芸能 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/09/20 19:17
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