じゃかもこじゃん(2)
昨日の柿岡の荒宿にある八幡神社で行われた太々神楽(じゃかもこじゃん)の続きです。

神社の拝殿は畳の広いほぼ真四角な舞台になっています。

最初は男性4人が舞う「国堅(くにがため)」です。
日本の国を造った時、たくさんの島々ができました。
この島々が出来るのを喜んで堅めてまわるイザナギ・イザナミの2神の様子を描いています。
この旧八幡町に婿にやってきた男性が演じることになっていたそうです。
最初は2人だったはずですが、いつの間にか4人で演じる様になったようです。
舞台の周りをを4人並んでうれしそうに廻ります。この踊りは「早みこ」ともいうそうです。

この舞台は2方が開放されていますので、見物客は思い思いの格好で、舞台を取り囲んでの見物です。

さて、次は地元の小学生から選ばれた巫女4人が踊ります。
巫女舞=神子舞だそうです。
穢れのない女の子ということで、地元の10歳前後の子供から毎年選ばれます。
石岡には私の知っているところで他に2箇所同じような神楽が残されており、皆小学生の巫女さんが選ばれます。
染谷佐志能神社の十二座神楽と根小屋七代天神社の代々十二神楽です。
そういえば鹿嶋市の大生神社にも同じような神楽がありました。

気な緊張した顔が印象的でした。

近くで見ていると足の運びに緊張感がにじんでいました。
一所懸命に練習に励んだのでしょうね。

踊り終わった後の表情がとてもかわいらしいですよね。
この神子舞は十二座には入っていません。これを入れると十三になります。
各神楽の途中で計4回別々の神子舞が披露されるそうです。

さて、次がこの「じゃかもこじゃん」の言葉の元となったと思われる「老翁(おきな)」です。
天之御中主神(あめのみなかぬしのみこと)です。
天上界の主神です。
剣を腰に差し、手に白い紙を持って、数回廻ります。紙で四方に種をまいているのでしょうか。


剣を抜いて、また四方を廻ります。
剣で蛮族を平定しているようです。


老翁は四隅でそれぞれ剣を突き立て、変な腰振りダンスを踊ります。
これは四方に柱を建て、地を固めている姿と言いますが、昔の事やはり少し別な意味合いもありそうです。
五穀豊穣、子孫繁栄・・・ 昔の古事記の世界かもしれません。
「じゃかもこじゃん」というのは、この踊りの事をいうようですが、踊りの時になる拍子の音がそのように聞こえるからともいいます。

舞台は地区の子供達も熱心にのぞきこんでいます。
この子供達は、将来この伝統を継いで行ってくれるのでしょう。

つづいて、キツネが登場します。
「天狐(てんこ)」と「種嫁(たねがし)」の舞です。

三部構成で、最初は天狐が一人で自由奔放に舞います。

天児屋根命(あめのこやねのみこと)の孫、天種子命(あめのたねがしのみこと)をあらわしており、五穀豊穣の舞です。

そこに種子命がやって来て、種まきをするのを天狐が手伝う様子を表現します。

最後に命(みこと)が高天原に戻ってしまうのを天狐は慕ってとび跳ねたりします。

ここで、1時間が経過しましたので残りは見ずに引き揚げてきてしまいました。
終わるのは夜11時頃だそうですので演じる方もかなり大変です。
残りの9つの神楽は
4、龍神(天御柱命)
5、地法(ちのり)・赤鬼 (タケミカズチ=鹿島神宮の祭神)
6、神酒(みき)の舞 (天児屋根命)
7、西ノ宮大神 (蛭児之神)
8、鈿女(うずめ)(天鈿女神・・・猿田彦と結婚)
9、岩戸
10、戸隠 (天手力男命)
11、猿田彦の大神
12、山の神 (天大山祇命)
この最後の舞の時に餅が撒かれる。 皆が急いで拾うのだそうです。
この時までいませんでしたが、前の日に撒いた時には1人で10個も拾ったなどと言う話が聞こえてきました。
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神社の拝殿は畳の広いほぼ真四角な舞台になっています。

最初は男性4人が舞う「国堅(くにがため)」です。
日本の国を造った時、たくさんの島々ができました。
この島々が出来るのを喜んで堅めてまわるイザナギ・イザナミの2神の様子を描いています。
この旧八幡町に婿にやってきた男性が演じることになっていたそうです。
最初は2人だったはずですが、いつの間にか4人で演じる様になったようです。
舞台の周りをを4人並んでうれしそうに廻ります。この踊りは「早みこ」ともいうそうです。

この舞台は2方が開放されていますので、見物客は思い思いの格好で、舞台を取り囲んでの見物です。

さて、次は地元の小学生から選ばれた巫女4人が踊ります。
巫女舞=神子舞だそうです。
穢れのない女の子ということで、地元の10歳前後の子供から毎年選ばれます。
石岡には私の知っているところで他に2箇所同じような神楽が残されており、皆小学生の巫女さんが選ばれます。
染谷佐志能神社の十二座神楽と根小屋七代天神社の代々十二神楽です。
そういえば鹿嶋市の大生神社にも同じような神楽がありました。

気な緊張した顔が印象的でした。

近くで見ていると足の運びに緊張感がにじんでいました。
一所懸命に練習に励んだのでしょうね。

踊り終わった後の表情がとてもかわいらしいですよね。
この神子舞は十二座には入っていません。これを入れると十三になります。
各神楽の途中で計4回別々の神子舞が披露されるそうです。

さて、次がこの「じゃかもこじゃん」の言葉の元となったと思われる「老翁(おきな)」です。
天之御中主神(あめのみなかぬしのみこと)です。
天上界の主神です。
剣を腰に差し、手に白い紙を持って、数回廻ります。紙で四方に種をまいているのでしょうか。


剣を抜いて、また四方を廻ります。
剣で蛮族を平定しているようです。


老翁は四隅でそれぞれ剣を突き立て、変な腰振りダンスを踊ります。
これは四方に柱を建て、地を固めている姿と言いますが、昔の事やはり少し別な意味合いもありそうです。
五穀豊穣、子孫繁栄・・・ 昔の古事記の世界かもしれません。
「じゃかもこじゃん」というのは、この踊りの事をいうようですが、踊りの時になる拍子の音がそのように聞こえるからともいいます。

舞台は地区の子供達も熱心にのぞきこんでいます。
この子供達は、将来この伝統を継いで行ってくれるのでしょう。

つづいて、キツネが登場します。
「天狐(てんこ)」と「種嫁(たねがし)」の舞です。

三部構成で、最初は天狐が一人で自由奔放に舞います。

天児屋根命(あめのこやねのみこと)の孫、天種子命(あめのたねがしのみこと)をあらわしており、五穀豊穣の舞です。

そこに種子命がやって来て、種まきをするのを天狐が手伝う様子を表現します。

最後に命(みこと)が高天原に戻ってしまうのを天狐は慕ってとび跳ねたりします。

ここで、1時間が経過しましたので残りは見ずに引き揚げてきてしまいました。
終わるのは夜11時頃だそうですので演じる方もかなり大変です。
残りの9つの神楽は
4、龍神(天御柱命)
5、地法(ちのり)・赤鬼 (タケミカズチ=鹿島神宮の祭神)
6、神酒(みき)の舞 (天児屋根命)
7、西ノ宮大神 (蛭児之神)
8、鈿女(うずめ)(天鈿女神・・・猿田彦と結婚)
9、岩戸
10、戸隠 (天手力男命)
11、猿田彦の大神
12、山の神 (天大山祇命)
この最後の舞の時に餅が撒かれる。 皆が急いで拾うのだそうです。
この時までいませんでしたが、前の日に撒いた時には1人で10個も拾ったなどと言う話が聞こえてきました。


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