新緑の菖蒲沢と仏生寺地区
八郷地区の朝日トンネルの入口に近い所に辻のイチゴ栽培の農家が店を並べている。
もうイチゴも終わりに近いが5月中旬までイチゴ狩りもできる。
さてこの信号を筑波山の方に進むと菖蒲沢から仏生寺、小野越などと呼ばれる地区を通って筑波山の尾根道に登り、不動峠を越えて平沢官衙(古代筑波郡の郡衙跡)、大沢大池にでる。
不動峠と名前がつく通り昔に不動明王を祀るお堂か何かが近くにあったようだ。
筑波郡の役所である郡衙から常陸国の国府(石岡)に向かうにはこの峠が使われたものと思う。
そのため八郷地区側に名前の付いた菖蒲沢、仏生寺、小野越などいろいろと名前にまつわる民話も残されているようだ。
残念ながらあまり書かれているものも少ないので内容はいまいち知らないのだが、大雑把に聞いたことを書くと、
まず菖蒲沢については名前の由来はわからないが、徳一法師が筑波山に造った中禅寺(今の大御堂、筑波山神社の元になった)の薬師をさらに護る形で、筑波山の四面に4つの薬師堂を配して薬師如来を祀った。その一つである菖蒲沢の薬師堂がこの山の中にある。
このお堂はこの新緑の季節は特別に美しい。地元では薬師古道と名前をつけて道を整備したので大変歩きやすくなっている。

この菖蒲沢の薬師堂は藝術的に見て大変良く考えられた美しい配置がされている。
少し人工的なものを近くから集めてきて並べてしまっているのでこれらは残念な面もあるが一度見学されてみてはと思う。

麓の菖蒲沢の公民館から約600mくらい山道を登る。
ノンビリ登っても10分から15分もかからない。

お堂の中には立派な薬師座像が置かれている。お堂の修理と一緒に修理してきれいになった。
この像については仏像が海から空を飛んで、この地を気にいってここに降り立ったとの言い伝えがある。

菖蒲沢地区をつくばの方に真直ぐ進むと山道に差し掛かる少し手前に「北向観音堂」がある。
山の向こう側の土浦市小野地区(小町の里)に伝わる小野小町伝説で、小野地区から小町は山を越えてこの北向観音に病気の平癒祈願に訪れたと伝わる場所だ。
そのため裏山のあたりは小野越の地名が付き、お堂の少し上の山道にある大きな石には「小町の腰かけ石」の名前が付いている。

しかしこの場所は「仏生寺」という地名になっているのだが、この地名と同じ寺はない。
この北向観音堂に関するものとされる小町伝説以外にいくつかの話が残されている。
一つは「筑波の方から山を越えて一人のお坊さんがやってきた。そしてこの地区にやって来た時に山の木々の間に光る木を見つけた。その光る木から仏像を彫りだしてお堂を建ててこれを祀った。これから仏生寺という名がついた」
もう一つは「全国六十六ヶ国に経典を納めて廻っていた一人の六部がこの地にやってきた。この地で病に倒れ、、背負ってきた仏像をこの地のお堂に奉納した」
というもの。どの話が本当なのかということはあまりどうでもいいことで、このような話が残されていることがとても興味深く感じているのである。
この山間に囲まれた地区にはきれいな小川が流れ、田には水がはられ、今日辺りには田植え機があちこちで見かけられた。
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もうイチゴも終わりに近いが5月中旬までイチゴ狩りもできる。
さてこの信号を筑波山の方に進むと菖蒲沢から仏生寺、小野越などと呼ばれる地区を通って筑波山の尾根道に登り、不動峠を越えて平沢官衙(古代筑波郡の郡衙跡)、大沢大池にでる。
不動峠と名前がつく通り昔に不動明王を祀るお堂か何かが近くにあったようだ。
筑波郡の役所である郡衙から常陸国の国府(石岡)に向かうにはこの峠が使われたものと思う。
そのため八郷地区側に名前の付いた菖蒲沢、仏生寺、小野越などいろいろと名前にまつわる民話も残されているようだ。
残念ながらあまり書かれているものも少ないので内容はいまいち知らないのだが、大雑把に聞いたことを書くと、
まず菖蒲沢については名前の由来はわからないが、徳一法師が筑波山に造った中禅寺(今の大御堂、筑波山神社の元になった)の薬師をさらに護る形で、筑波山の四面に4つの薬師堂を配して薬師如来を祀った。その一つである菖蒲沢の薬師堂がこの山の中にある。
このお堂はこの新緑の季節は特別に美しい。地元では薬師古道と名前をつけて道を整備したので大変歩きやすくなっている。

この菖蒲沢の薬師堂は藝術的に見て大変良く考えられた美しい配置がされている。
少し人工的なものを近くから集めてきて並べてしまっているのでこれらは残念な面もあるが一度見学されてみてはと思う。

麓の菖蒲沢の公民館から約600mくらい山道を登る。
ノンビリ登っても10分から15分もかからない。

お堂の中には立派な薬師座像が置かれている。お堂の修理と一緒に修理してきれいになった。
この像については仏像が海から空を飛んで、この地を気にいってここに降り立ったとの言い伝えがある。

菖蒲沢地区をつくばの方に真直ぐ進むと山道に差し掛かる少し手前に「北向観音堂」がある。
山の向こう側の土浦市小野地区(小町の里)に伝わる小野小町伝説で、小野地区から小町は山を越えてこの北向観音に病気の平癒祈願に訪れたと伝わる場所だ。
そのため裏山のあたりは小野越の地名が付き、お堂の少し上の山道にある大きな石には「小町の腰かけ石」の名前が付いている。

しかしこの場所は「仏生寺」という地名になっているのだが、この地名と同じ寺はない。
この北向観音堂に関するものとされる小町伝説以外にいくつかの話が残されている。
一つは「筑波の方から山を越えて一人のお坊さんがやってきた。そしてこの地区にやって来た時に山の木々の間に光る木を見つけた。その光る木から仏像を彫りだしてお堂を建ててこれを祀った。これから仏生寺という名がついた」
もう一つは「全国六十六ヶ国に経典を納めて廻っていた一人の六部がこの地にやってきた。この地で病に倒れ、、背負ってきた仏像をこの地のお堂に奉納した」
というもの。どの話が本当なのかということはあまりどうでもいいことで、このような話が残されていることがとても興味深く感じているのである。
この山間に囲まれた地区にはきれいな小川が流れ、田には水がはられ、今日辺りには田植え機があちこちで見かけられた。


行きたい場所だったので、行けて嬉しく思います。
ちょっとした山登りもまた楽しかったですね。
お寺近くで食べたイチゴの味も忘れられません(笑)
北向観音堂もとても印象に残っています。
田園風景の中にひっそりと佇む石段はとても神秘的でした。
奈良や京都郊外などの佇まいに近いものもあります。
こんな場所に・・・・。
筑波四面薬師は筑波山の反対側の椎尾薬師の五重塔なども素敵ですよ。
> ちょっとした山登りもまた楽しかったですね。
> お寺近くで食べたイチゴの味も忘れられません(笑)
甘くておいしかったですね。
更に少し登ると見晴らしがいい場所がありおにぎりを持ってくるにはいいところです。(笑)