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天狗の話-烏天狗

さて、天狗の話の5回目です。今回はカラス天狗の話です。

長楽寺の和尚が天狗になった時、その他の十二天狗は鳥や獣が修業して天狗となったと書かれていますが、天狗は大きな羽根を背中から広げて空を飛ぶとされていました。

そして、天狗の姿を現した中に口がとがったカラス天狗の話があります。
物語にも良く出てきます。
鞍馬山で牛若丸の剣術の修業をしたのはこの烏天狗だというものです。

カラスが天狗になったというものと思いますが、どうも各地に伝わる河童伝説にもこの烏天狗が関係しているようなのが興味をひきます。

大昔、インドあたりから伝わった時には天狗は流れ星のことを指したと書かれているのを読んだことがあります。
それが何時の間にか、カラスなどと人間が合体したような天狗が現れ、その後、猿田彦のような鼻の長い天狗が出現します。

東京の西端に位置する高尾山は天狗の伝説でも知られたところです。
私も子供の頃から中学生ころまで良く登りました。
ケーブルで登って向こう側の相模湖側へ下るハイキングコースなどは吊り橋などもあり楽しんだものです。

最近は外人にも人気があるといわれています。

この山の上に高尾山薬王院がありますが、ここに天狗の像があります。
右が鼻の高い大天狗、左が烏天狗の小天狗の像だといいます。

どうも烏天狗は鼻の長い天狗の子分のようですね。

そして大天狗は団扇を持ち、小天狗は剣をかかげています。
どのようないわれがあるのでしょうか。
天狗が団扇を振ると大風が吹いたり、雷が鳴るのでしょうか。

自然現象も山の神・天狗や鬼の仕業であるというおとぎ話は沢山ありますね。

山には龍神が祀られ、雨などを祈願したりもしたのでしょう。

天狗の話ではありませんが、最初に書いた「猿田彦」と共に故郷伊勢に連れて帰った「猿女君(さるめのきみ)」こと、天宇受売命(あめのうずめのみこと)は、太陽神をあらわす天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れてしまい、この世が真っ暗になった時に、この岩戸の前で踊って桶を打ち鳴らし、岩戸を少し開けさせるのに成功したとされる神です。

この話は、子供の時に読んだ昔話に出てきましたが、この踊りの姿は、私が昔読んだ内容とは大分違うようです。

宇受(うずめ)は「かんざし」のことで、この神は、今の巫女をさし、踊りは神楽であるというような表現がされています。

しかし、古事記などの表現では胸を露わにしたトップレスで、腰の紐を下まで下ろした姿で踊っています。

このような姿の踊りを連想すると、ブラジルの「リオのカーニバル」のサンバやエジプトナイル川の船の上で踊られている「ベリーダンス」などを思い浮かべてしまいます。

どう見ても、今の優雅な巫女踊りからは想像ができませんね。

この「天宇受売命」が「おかめ」面のモデルのようです。

話題がそれますが、この「おかめ」(天宇受売命)と天狗(猿田彦)は夫婦になったと解釈されています。

これは、どうも違う民族の男と女が融合することを意味しているとも解釈されているようです。

アダムとイブの話とはまた少し違うようですね。
  

天狗の話 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/01/08 16:52
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