太田神社(旭市)

 千葉県の先端「銚子」には仕事で時々出かけており、その時に少しその途中や近隣の歴史散策などをしている。

先日から銚子より少し先の旭市あたりまで進出した。
香取市や小見川から旭市の方に県道28号線が走っており、昔の地形の香取の海から椿の海を通って玉の浦に出る。
何の事かわからないかもしれないが、江戸時代の初めころまではきっとこんな呼び名で呼ばれていたのかもしれない。

江戸時代になりこれらの海と呼ばれた所は湖や谷津となりここに干拓が行われて広い田が作られた。

その農業指導を行い、組合まで作ったのが大原幽学であり、この指導所は、この2つの昔海(湖)であったところの中間にあった。

小見川近くの笹川には笹川繁蔵親分がおり、玉の浦(九十九里)の飯岡には飯岡助五郎親分がいた。
この2つのグループが対立して大利根河原で決闘が行われたのが「天保水滸伝」で、旭市の飯岡と佐原を訪れた子母澤寛が聞いた話からヒントを得て作られた話が「座頭市」である。

そして、少し前に今年の冷夏予想を書いたのだが、天保水滸伝の話のきっかけは江戸の天保大飢饉が発端だと思っている。

笹川繁蔵が全国の有名な親分衆(清水の次郎長など)を集めて賭博を開いたのはこの飢饉を救済するためだったとか・・・・。

そして大原幽学の教習所に押し掛けて争いになったのも関係しているので、いろいろ調べると面白い。


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入口の鳥居の真下に丸い石が置かれている。
こんな所は始めて見た。
これも力石なのか? 力自慢? 鳥居の下の石を持ち上げてはいけないように思うが・・・

この神社には別の力石が置かれている。これは明日また書いておきたい。

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この説明の最後にこの神社の別名が「第六天宮」と書かれているではないか。
これは先日書いた「久保神社」と同じだ。久保神社は「大六天宮」であるが同じことだ。

やはり祭神は途中で変わったと言うことになる。
元々は神仏習合の時代に第六天魔王(他化自在天)を祀っていた。
神仏分離で別れた別当寺は「(大坊)幸蔵寺」という。この寺はもう少し南下して市役所より海側にある。

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(境内社の子安神社)

この神社の場所は昔の椿の海(太田の胡水)の中というよりは水際にあったようなところだと思う。
太田の胡水とも言われたのでこの神社に来ればもう少し何かわかるかもしれないと思ったのだが・・・。

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旭市 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/05/20 20:57
コメント
ごふさたしています
流山住民として「新選組始末記」の子母澤寛は、避けて通れない作家ですが
「座頭市」も、子母澤原作であることを、この記事で初めて知りました!
その他でも、寺社の訪問記から思わぬ知己を頂きいつも感謝しております。


古今東西、政情不安な時期は、いわゆる郷士や任侠者が蔓延りますが
きっとどの国にも、大原幽学や二宮尊徳のような民の救済者がいるであろうと推察します。

現在、我々に入る情報は、米国追従の一方的な権力正義ばかりと感じています。
マスコミは、私たち日本人が知らない、彼の地の幽学や尊徳のような人物の情報をまずは流すべきだと思う、今日この頃です。

おそらく現在でも子母澤寛のような、徹底して現地取材をしている記者がいるでしょうが、それが報道されないだけなんでしょうねぇ。
たすけさん
こんばんは。

お久しぶりです。

> 流山住民として「新選組始末記」の子母澤寛は、避けて通れない作家ですが
> 「座頭市」も、子母澤原作であることを、この記事で初めて知りました!

勝新太郎の座頭市は、原作とはだいぶ違って映画のために造られたもののようですね。
子母澤原作を読んでいないので何とも言えませんが、盲目の任侠者の話を聞いて大分興味を持ったのでしょう。

あまり役に立たない情報が多いのですが、いろいろ訪ね歩くとまだまだ知らないでいることが多いし、興味深いものが眠っています。

> 古今東西、政情不安な時期は、いわゆる郷士や任侠者が蔓延りますが
> きっとどの国にも、大原幽学や二宮尊徳のような民の救済者がいるであろうと推察します。

確かに世の中が不安定になってきました。軍事力などの力で抑えようとしてもこんな島国では・・・。

> おそらく現在でも子母澤寛のような、徹底して現地取材をしている記者がいるでしょうが、それが報道されないだけなんでしょうねぇ。

流山も新撰組で大分沸いているのでしょうか。こんど子母澤寛も読みなおしてみます。
コメントありがとうございました。また石岡にもお越しください。

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