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海宝寺(旭市)

 昨日書いた千葉県旭市の太田神社は「袋」という場所にあり、すぐ近くに昔の椿の海を干拓した干潟がある。
干潟八万石と呼ばれて江戸時代から大きな農地(約5100ha)が広がっている。

この干拓は寛文10年(1670)に行われ、江戸初期であり、江戸の人口が急激に拡大してきたことからこの一大干拓事業が行われた。

田んぼの水を確保するためにため池を数カ所確保した。その最大のものがこの近くにある袋公園となっている池である。

この近くに干拓の頃に創建された「海宝寺」という真言宗の寺がある。
なかなか大きな寺だ。

干拓後の延宝9年(1681)に幕府の許可で近くの太田村下新田に創建され、10年後に現在の場所に移った。

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海宝寺山門と「不許葷酒入山門」(葷酒山門に入るを許さず)の石柱が立っています。

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服部耕雨(耕石)

「服部氏の先祖は江戸で尾張藩御用の呉服業を営んでいた。椿の海干拓事業に出資し、干拓地の大間手、ついで琴田村に住み、海宝寺の創建にも尽力した」と書かれている。

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「香樹園耕雨翁碑」大正7年(1918)建立

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「鐘楼」

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こちらの方にも「不許葷酒」の柱がありました。

酒もニンニクも食べてないのでいいでしょうか。
私はこの「不許葷酒」があると、門をくぐるときにも手を合わせお辞儀をしてくぐります。

また戻る時も向き直って頭を下げます。

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寺の本堂

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旭市 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/05/22 22:19
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