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潮来あやめ祭り(2)

 前の記事から2本イベント記事が入ってしまいました。
今日は夜は東京で飲み会があるので夕方には出かけます。本記事は予約投稿とします。

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 「潮来花嫁さん」 (唄:花村菊江 作詞:柴田よしかず 作曲:水野富士夫) 1960年

 潮来花嫁さんは 潮来花嫁さんは 舟でゆく
 月の出潮を ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
 人のうわさに かくれて咲いた
 花も十八 嫁御寮

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. 「潮来笠」  唄:橋幸夫 作詞:佐伯孝夫 作曲:吉田正   1960年

 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば
 薄情そうな 渡り鳥
 それでいいのさ あの移り気な
 風が吹くまま 西東
 なのにヨー なぜに眼に浮く潮来笠

そう、この上の2曲は同じ年の発売。今から54年も前。 橋幸夫のデビュー曲でした。

あの頃まではここ潮来も股旅物でのイメージがかなりあったんですね。
今や時代劇も無くなりさみしい限りです。

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 「潮来出島のまこもの中に あやめ咲くとはし ほらしや」  光圀

水戸光圀(黄門さん)が元禄12年領内巡視の折りに詠んだ歌とされる。 

江戸時代はここは水戸から江戸への荷物の運搬には涸沼を通り、霞ヶ浦北浦からこの潮来を通り利根川経由で運ばれた。
そのため、ここには江戸の文化も伝わり独特の文化が花開いていた。

ここの芸者遊びなどで江戸にも伝わっていた「潮来節」と呼ばれる唄がある。
三味線による芸者唄などが主体であったかもしれないが、地方の民謡となり各地の盆踊り歌などにもなっていったようだ。

  ♪ 潮来出島のすな真菰(まごも)、殿に刈らせて我ささぐ。さつさおせおせ
  ♪ いたこ出島のまこもの中に、あやめ咲くとはつゆしらず
  ♪ 潮来出島の十二の橋を、行きつ戻りつ思案橋

そして、都々逸にも発展した。
都々逸の創始者「都々一坊扇歌」 は常陸府中(石岡)で亡くなり、国分寺に墓がある。

名古屋にも似た「神戸節」(ごうどぶし)があり、「そいつはどいつだ ドドイツドイドイ 浮世は サクサク」などの調子がおもしろかったので都々逸という名前になったとして、「都々逸発祥の地」などという碑もあるそうだが・・・。

もっとも都々逸も「都々一」と本来は書くはず。これは「都で一番」という意味が込められていた。

潮来節は各地の民謡に広がっているが、その代表的なものが徳島阿波踊りだともいう。
    (囃子)
   ♪ 阿波の殿様 蜂須賀様が 今に残せし 阿波踊り
(囃子)
♪ 巡礼お鶴の あの菅笠に いとし涙の 雨が降る
♪ こうも鳴門で 未練の深み  それで渦ほど 気がまわる
   ♪ 踊り踊らば しなよく踊れ  しなのよいのを 妻に持つ

盆踊りの歌詞にこの潮来節がどこかにうたわれているものが数多くあるのは面白い。

 ♪ ここは神崎 森の下 梶をよくとれ船頭どのよ
   主の心と神崎の森 ナンジャモンジャで気が知れぬ   (神崎神社)

 ♪ 潮来出島のよれ真菰(まこも) 殿に刈らせて我捧ぐ
   ささぎ揃いて船に積む 船は何船宝船 船は出て行く森の影
   此処は何処だよ船頭さん 此処は神崎森の下  森の下には狐棲む
   棲むや白狐 我も二三度騙された ♪  (石岡市太田善光寺)

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上は鉄道ではなく県道101号線が通る。

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前川から常陸利根川へ出たところ。

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潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/06/16 19:11
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