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滝平二郎作品展

・滝平二郎作品展:7月26日~8月3日 13~18時(一部店舗は17時) 場所:メイン・・・石岡商工会 サポート・ワンおよび各協賛店(石岡カフェ、カギヤ楽器、たかぎ書店、高野菓子店、まちかど情セ等) 無料

今日31日にこの作品展を見てきましたので紹介します。
まあこじんまりとした作品展ですので多くを期待はしていませんでした。
でも見所もありました。

メイン会場である商工会議所「サポートワン」(駅前御幸通り沿い駅に向かって左側)の入口を入ってエレベータで5階展示場へ。入口で係の人が一人だけ。名前を書いて入りました。

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写真は全体ならば良いでしょうというので、詳細の画像は無理なようです。

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入ったばかりの左手側は初期の頃の版画時代の作品です。
これは切り絵しか知らないので新鮮でした。

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一通り見終わってまちかど情報センターへ。
今日木曜日は休みですが準備で開けていたので白井さんとお話しししました。
すると「滝平さんの版画の同人誌は見ましたか? これは珍しいですよ。見てないのですか?」と・・・

いそいで引き返してもう一度見に行きました。
入り口正面の画の裏側のショーケースの中に飾っていました。

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珍しいものなので少し紹介させてください。 
見ての通りですがこの同人誌は今ではほとんど残っていないようです。

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その他の協力店では切り絵の額を2点ほどショーウィンドウや店内のスペースに飾っていました。

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これは常陽銀行のショーウィンドウに期間中常時展示しています。

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こちらはたかぎ書店さんの店内です。作品の展示と共に切り絵画集を販売していました(2点。1冊1500円)
たかぎ書店さんは昔のお店の写真を店内に飾っています。歴史を感じますね。

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行事と祭り | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/07/31 18:28
コメント
山をこえ海を渡り
 滝平二郎の作品は長く新聞に連載されていたので覚えていますが玉里出身とは知りませんでした。
 同人誌の巻末の文はなにか詩人のような趣も感じられます。「野をすぎ 山をこえ 海を渡り」という文言を見て思いだすのは、佐藤春夫作詞の東京オリンピック賛歌の次の部分です。「(ギリシャの神々の火は)海を越え荒野をよぎり…」
 佐藤春夫のほうが少し年代があとですが、こういう言葉がまだ戦後のこれからの意欲に燃え始めた気分にぴったりする文言で、たまたま暗合したということなのでしょう。
Re: 山をこえ海を渡り
忠顕 様 こんばんは。

> 玉里出身とは知りませんでした。

今でも生家があるようですし、絵本の題材となった木(モチモチの木)もこれを題材にしたなどと言われる木があります。
筑波山や霞ケ浦周辺の景色をモチーフにしていますね。

でもこのこちらで結婚し版画をやっていてしばらくして東京に出て行き有名になりました。
故郷の景色が脳裏に残っていたのだと思いますがあまりよい思い出ばかりではなかったようです。

この皆を鼓舞する言葉は若き時代の気迫を感じますね。
佐藤春夫とおなじようなフレーズだったんですね。
ありがとうございました。

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