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江戸型山車(金丸町)

 先日の石岡の陣屋門の移設竣工式に古い金丸町の山車が公開されていました。

私としては陣屋門よりはこちらを見たいと思っていたのです。

石岡のおまつりの原型を残すとともに江戸型山車の姿を見ることができる数少ない機会でした。

山車01

この山車は江戸の「天下祭」(神田明神の神田祭と日枝神社の山王祭と根津神社の例祭)に使用されていた「江戸型山車」で大正11年(1922)に金丸町の有志で購入したものです。

何故この年に購入したのが大切かと言うと、東京ではこの翌年(大正12年)に関東大震災が起こり、東京に残されていたこの江戸型山車のほとんどが灰になってしまったのです。

このため、当時の江戸型山車の姿を伝える数少ない遺産です。

山車02

すり減った小さめの木車が印象的で、その上の台車も素朴なものです。
台車の台が2段になっており、それを金輪で動かないように固定していますが、この部分で上の台が回転できるようになっています。
回すのはここに置かれている木の丸棒を差し込んで何人もで回すようです。

山車03

この各町の提灯などは新しいものかもしれません。

山車04

上の布部分は雨が降っても良いようにビニールが掛けられています。
それにしてもしたの彫刻は何とも素朴で質素なものですね。

昔はこんな程度だったのですね。

いまは絢爛豪華になりすぎですね。
何か競争して新しい大きな山車に変わっています。

お祭りの歴史がどうこう言いますが、この大正期にこのようなものが原型だったのです。
当時は山車などほとんどなかったと思います。

私は前から石岡のお祭りは江戸型山車が江戸から周辺の都市に移り発展してきた物の一つで、関東三大「江戸古式山車祭り」だと言ってきました。
それが裏付けられた思いがしました。

山車05

matsuri35.jpg

2年前のまつり年番であった金丸町の会所に飾られていた昔の弁財天人形。
「古川長延」作となっています。
説明によれば江戸時代に日本橋本町外三町が所有していたものを江戸型山車とともに、大正11年に金丸町で購入したものだそうです。

獅子頭も置かれていますね。今のように大きさを競うものではないことがわかります。

祭りを愛する人たちも自分たちの祭りのルーツをしっかりと見つめて地に足をつけて自信を持って進んでください。

この関東三大江戸古式山車祭りは佐原、川越、石岡です。
川越は石岡の祭りに近く、明治の初めにはほとんど廃れましたが、石岡よりは少し早く復活し江戸型の祭りを発展させました。山車は上の舞台が回転する石岡のものと同じです。

一方佐原は江戸の商店がかなり水郷で栄えた佐原に店を構えました。
このため江戸と同じような祭りが伝えられ、今でも江戸時代の山車もありますが、残されているのは本体ではなく、山車に飾る木札などを残して新しいものに取り付けています。

山車の上だけが回転するのではなく、山車ごと全体を木の棒を差し込んで回転させます。

このほかに上に載せている人形や踊り、囃子など検証しておくことはたくさんありますね。

明日から出かけるので予約投稿となります。

石岡のおまつり | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/12/11 19:54
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