住吉神社(博多)(1)

 筑前一宮である博多の住吉神社は全国2900社以上ある住吉神社のもっとも古い神社と言われる。
総本山は大阪の住吉大社ではあるが、歴史的にはこちらの方が古いと考えられる。

式内社では名神大社で、現在は神社本庁の別表神社。

祭神は住吉三神である底筒男神(そこつつのおのかみ)、中筒男神(なかつつのおのかみ)、表筒男神(うわつつのおのかみ)であり、これに天照皇大神、神功皇后を相殿として配祀しています。

旅先でこの神社をたまたま早朝に訪ねることになったが、何も知らずに住吉通りに面した南門(南参道)から入ってしまった。

住吉神社01
(南門)

しかしどうもやはり正門である西側から入って見ないと理解しにくいようである。
そのためまわった順とは逆になるが西側の表門側から見ていきたい。

住吉神社23

上の案内図の上が南門であり右下が表門と表参道である。

住吉神社22

神社の説明に寄れば創建は定かでないが1800年程の歴史があり、全国2129社ある住吉神社の中でも最初の神社と言われているそうで「住吉本社」「日本第一住吉宮」と古書にも記されているとなっています。

古事記ではイザナギが黄泉の国から逃げ帰り筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原で禊祓(みそぎはらへ)をしたと書かれている場所だとされているようです。

住吉神社は祭神である三神は黄泉の国から戻ったイザナギがその汚れを洗い清める禊をおこなって、その水から生まれた神(底・中・表)ですべて筒男(つつのお)と表されるが、「つつ」は星を意味し航海や海上交通の守り神とされています。

昔のこのあたりの地図と言うものが南参道沿いに置かれていました。

住吉神社20

住吉神社21

やはりこの神社の表門前は昔、海が入り江となって入りこんでいたようです。
その名残が今も神社の表門手前にありました。

神社境内に行く前にこちらから見てみます。

住吉神社28

神社の表参道入口(西門)鳥居の前の通りの反対側に池があります。
ここは、大昔は海の入り江となっていた場所のようです。
「天竜池」と書かれています。

住吉神社25

その池の脇に「天津神社」(あまつじんじゃ)が置かれています。
祭神は伊弉諾尊(イザナギ)でこの場所が禊をした場所のようです。

冷泉津と古地図には書かれていますので近くには湊もあった場所のようです。

住吉神社26

池から住吉神社を眺めるとこんな感じです。
正面奥が西門(表門)の鳥居です。

住吉神社24

古木の脇に立て看板があります。

天竜池

 その昔、満潮時には塩原の辺りまで海の水がさかのぼり、この池にも達しておりましたので、一名、汐入池(しおいりのいけ)とも呼ばれ、伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)が禊祓(みそぎはらえ)をした霊池と伝えられます。

西の海 檍(あはぎ)が原の 波間より
  あらわれ出し 住吉の神

(住吉三神がここで生まれたことを詠んだものでしょう。
古事記の阿波岐原は日本書紀では檍原と書かれているようです。)

(明日に続きます)

番外編 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/12/18 20:55
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