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大宰府(5)天満宮-3

太宰府天満宮は本殿(拝殿)と神門(楼門)との間の中庭を回廊でつないでいます。

神門側の内側に「竈(かまど)神社」のおみくじなどの自動販売機やお札などの受付があります。
竈神社はこの天満宮から少し上った場所にあるようですが、縁結びなどの神様と言うことでここでおみくじを引いていかれるのだと思います。

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それにしてもおみくじも自動販売機ですから・・・・

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この境内の木にはこのように引いたおみくじを結びつけています。

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西側の回廊の外側に「中島神社」という神社と相輪橖があります。
ここから眺めた風情もまた違った趣があります。

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中島神社はお菓子の祖(神)だそうです。

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菓祖中島神社九州分社の由来

 御祭神は製菓道の守護神として崇敬されている田道間守命(たじまもりのみこと)である。
日本書紀には田道間守命が第十一代垂仁天皇より「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」を探し求めるよう命じられたとの記述がある。「非時」(ときじく)とは時(季節)を選ばずの意で、「香菓」(かぐのこのみ)とは香り高い果実の意を表す。
田道間守命は遙々海を渡り幾多の困難と苦労を乗り越えて、ついに常世国で「非時香菓」を探し出し急ぎ日本に戻った。
・・・・・・・・・・・・・しかし時すでに遅しで、帰国の1年前に垂仁天皇は崩御されていた。
・・・・・・・・・・・・・(詳細は写真をクリックして拡大して詠んでください)

但馬国(兵庫県豊岡市)に祀られた中島神社を九州製菓業の守護神として昭和29年7月にこの太宰府天満宮に勧請したものだそうです。

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(中島神社)

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相輪橖(そうりんとう)
相輪橖とは塔婆を簡略化したもので、この相輪橖は、享和2(1802)年、菅公900年忌にあたり、博多の商人らによって発願奉納されたものです。鋳造は博多鋳物師の山鹿氏によるものです。中央柱は高さ6m、脇柱は高さ2.4mです。明治の神仏分離令の影響で、現在境内に所在する天満宮安楽寺の建築物としては唯一のものです。また、全国的にも数少ない建築物として貴重です。
(太宰府市ホームページより)

この相輪橖としては茨城県西蓮寺の相輪橖が古くて立派です。(参考まで)

番外編 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/12/27 16:41
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