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行方市島並の熊野神社(1)

 行方市の少し気になる神社があり、玉造から麻生方面に向かいました。

麻生の町に入る少し手前に島並地区があります。

ここも昔、島並氏が城を築いていたそうで、麻生中学校のすぐ近くの「是心院」という曹洞宗の寺のところに中世に城があったそうです。
しかしやはり佐竹氏の南方三十三館の領主を天正19年(1591年)に一挙に殺害した時に、この島並氏も滅ぼされたようです。

麻生氏や島崎氏、玉造氏などと比べるとその存在も今ではあまり知られていないようです。

 さて、国道355号線を霞ケ浦沿いに麻生の町へ向かう途中、少し山側に旧道がありそこにこの熊野神社の入口があるのですが、近くに車を止める場所がありませんでしたので、少し戻って空地に車を停めました。

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するとそのすぐ近くに変わった石碑がありました。

「愛世人尊旅之碑」
さて、何の石碑なのでしょうか? 調べたがわかりません。

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そしてその隣りの小屋には「椀膳蔵」と書かれた額が掛けられていました。
食事のお椀や、お膳を仕舞っておく場所なのでしょうか。

すぐ近くには大里酒屋さんです。クリーニングの取り次ぎもされているようです。

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その隣りも昔の名残が感じられる板壁の家が残されています。

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少し古びた街並みを歩いて神社の入口に出ました。
何かこの街並みは少し何かありそうな気もする場所です。

この神社が「大六天」も祀っているとの記事もあり興味がありますが、まあこのあたりは今は深く掘りお下げずに素通りしましょう。

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熊野神社(島並)

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入口の石灯篭の模様も興味深いがよくわからなくなっている。
最初は金毘羅さんなどにある「波とウサギ」の模様かと思ったが、よく見るとこれは狛犬の一種か?


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ここは本殿が古いということで写真もとってきたが、長くなってしまうので次回に続きを書きます。

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麻生 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2015/02/24 20:37
コメント
こんにちは
「愛世人尊旅之碑」は字のごとくであればなんとなく分かるのですが、わざわざこんな立派な碑は造らないと思うのですが・・・
「椀膳蔵」はたぶん、私が住んでいる部落(NGワードかな」で言う「膳小屋」と同じかなと思います。
以前は(と言っても20年くらい前)冠婚葬祭を自宅及び集会所・公民館で行いました。特に葬式、結婚式は自宅で食事、宴会を行いましたのでその、御膳、茶碗、汁椀、小鉢、つけ皿等置いて部落で、誰もが利用してました。
今は、セレモニー、式場などがほとんどなので使いません。

この近くのゴルフ場はちょくちょく行ってますが、大六天神社があるなんて全く知りませんでした。
天がつくんで元々仏教系なんでしょうね。
大吾パパ さん
> 「愛世人尊旅之碑」は字のごとくであればなんとなく分かるのですが、わざわざこんな立派な碑は造らないと思うのですが・・・

そうですよね。ナゼ?という気がしますよね。でもなにも意味が書かれていないので気になったものです。
今では人はあまり通らないようなのですが、昔は街道筋ででもあったのでしょうね。

> 「椀膳蔵」はたぶん、「膳小屋」と同じかなと思います。
これはまあよくわかりますが、今では何処も地域の公民館のよううな施設になっていますよね。
このような名前で残っているんですね。
ところ変わればということのようですね。私はあまり知りませんでした。

> この近くのゴルフ場はちょくちょく行ってますが、大六天神社があるなんて全く知りませんでした。
> 天がつくんで元々仏教系なんでしょうね。

カントリークラブの脇を今日通ってきました。(笑) 熊野信仰もかなり仏教色が強いように思います。
コメントありがとうございました。

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