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木内大神と木内集落(1)

 利根川を小見川大橋で渡ってそのまま真っ直ぐ成田方面に進むと、少し行くと木内(きのうち)という信号がある。
この少し先の右側に池があるがこれは「木内堰」と呼ばれているようなので、水田の灌漑ように川を堰止めたものだろう。

この池の山側に入ったところにこの辺りではかなり古いという「木内大神」(きのうちだいじん)があると知り、探しながら狭い道を登って行った。

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かなり古くから集落があったような雰囲気で板碑や石仏があちこちに見受けられる。

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観音菩薩や如意輪観音像などが並んでいる。

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宝篋印塔も置かれていた。何時頃のものだろうか。

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場所は集落の集会場「木ノ内区民センター」と書かれた場所。

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そして変わった梵字の石板碑が置かれている。これも模様がある。

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そしてそこから少し上ったところに大きな古木(スタジイ?)があり、その周りにたくさんの下総?板碑が並んで置かれていた。
永年信仰されてきた証なのだろう。迫るような迫力がある。

この先にあるという「木内大神」に期待が高まる。

このあたりは神社のことを大神と呼んだり、書いたりしている所がたくさんある。
茨城の方ではあまり見かけないが・・・。

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明日、十二座神楽が残されているというこの神社(木内大神)を紹介します。

小見川・東庄 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2015/02/28 20:38
コメント
凄まじき
巨木とストーンサークルのように囲う石碑、
それがまた読めなかったりして、更にミステリーに感じる、そんな印象を持ちました。
おっしゃるとおりこの地域での厚い信仰を受けているのでしょうね。古の民たちがこの場所を拝んでいる姿が浮かび上がって来そうです。
おばんです、Romanさん、またお邪魔します。
武蔵とは違った彫り
 2枚並んだ板碑、天蓋、主尊種子、蓮座と素朴で雄勁です。武蔵とは違った彫りに引き込まれました。年代はいつ頃のものなのでしょうか?東大和市域では天蓋を付けたものは、これまで接したことがありません。
kozoh55さん
> 巨木とストーンサークルのように囲う石碑、
> それがまた読めなかったりして、更にミステリーに感じる、そんな印象を持ちました。

神社の場所が最初わからずウロウロして見つけました。
今の時代にこの姿が続いているのだと思うと不思議な気がしました。

すくなくとも数百年このように古木も信仰の対象となっていたのでしょうね。
私達も都会暮らしに慣れてしまってこのような心も失ってしまったのだと思います。

コメント嬉しく思います。
野火止用水さん
>  2枚並んだ板碑、天蓋、主尊種子、蓮座と素朴で雄勁です。武蔵とは違った彫りに引き込まれました。

このような種子についてはあまり知識もなく、今まで見たものと違っていて興味がわきました。
以前つくば市北条で「毘沙門天種子」を紹介したことがあります。
 こちら:http://yotsuba23.blog104.fc2.com/blog-entry-991.html

上にも蓮の模様(天蓋?)も初めてです。
時代はわかりませんでしたが意外と古いのかもしれません(鎌倉~室町?)
所変わればやはりこのような姿も変わってきますね。
ご意見s大変参考になりました。ありがとうございました。

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