銚子への道すがら(6)-海上八幡宮

 吉田松陰らが銚子を見学してその日はまた松岸に戻って泊った。
当然銚子の観音近くや港街にも旅館はあったはずだ。

松岸に遊郭以外にも何かあったのでしょうか?

もう2年ほど前になりますがこの松岸に近いところにある古い由緒ある神社として「海上(うなかみ)八幡宮」を紹介しました。

松陰がここを訪れたかどうかはわかりませんが、芭蕉や一茶も訪れているようなのでまた立ち寄って見た。
古い芭蕉の句碑があると知っていたので探してみた。

P3120056.jpg

これが芭蕉の句碑らしい。長く伸びた神社の参道入口に目立たない石碑がそれである。
何と書かれているかも判別できない。

「海くれて 鴨の声 ほのかに白」と野ざらし紀行に載っている句が彫られているそうだ。
この石碑が建てられたのは文化2年(1805)だというので今から200年以上前。

しかしこの句はここで詠まれたものではなく、貞亨元年(1684)12月に名古屋の熱田で詠んだものだそうです。

(尾張の国あつたにまかりける比、人々師走の海みんとて船さしけるに
海くれて鴨の声ほのかに白し )

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隣りにこれも全く読めない石碑があるが何が彫られているかもわからない。

芭蕉の句が読まれた130年後小林一茶がこの地を訪れた。

「遊女めが見てケツカルぞ暑い舟」(七番日記)などという歌を残しています。

(ケツカルは俗語で見てケツカルは見ているといった程度の意味。
また句が読まれたのは旧暦の6月というので今なら7月の梅雨明け時か?)

また利根川図志を書いた赤松宗旦もここを訪れているようです。

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海上八幡宮入口参道。両側に桜並木が続く。

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拝殿。この神社は大同2年(807)の創建といわれている。

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本殿:千葉県指定有形文化財 天和3年(1683)建立と推定。

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海上宮(銚子):2013.4.19

銚子への道すがら | コメント(2) | トラックバック(0) | 2015/03/20 19:22
コメント
No title
今晩は・・・。
八幡様のお社素敵ですね・・・。
特に赤の色が、美しくて、柔らかさを帯びた綺麗な赤色ですね・・・。
もうそろそろ、桜の花が、そこらここらとむせる様に咲き始まりますね・・・。
その頃にも足を伸ばして、行ってみたいと思います。
取材ご苦労様です・・・<(_ _)>。
お身体御自愛下さい。
では・・・・・・・v-22
たまこ様
返事遅くなりました。
ここ銚子の海上八幡宮様もかなり由緒がありそうな古い社です。
桜の時期はきっと参道もきれいに花が咲くと思います。
この頃に私もまた寄り道しようと思っています。
コメント嬉しく頂戴しました。

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