銚子への道すがら(8)-松岸
この銚子への道すがらとして吉田松陰の足跡を追いかけながらやってきた。
そして銚子の少し手前の松岸の昔遊郭があったことを知った。
今ではそのことを知らなければ感じない町並みなども全く別なものに思えてくる。

松岸駅の近くの旧道沿いに「なべや鮮魚店」さんがある。
今回また銚子に行った時に帰りが少し早かったので立ち寄っった。

魚屋さんだが、ここでも目当ては「伊達巻」だ。
銚子の伊達巻は有名で甘くて大変美味しいという。
銚子の街の方では寿司屋で伊達巻を出している。
太く半円形に巻いた伊達巻を寿司ネタのように使っている。

ここは普通の伊達巻形状であるが、1本長いもので1200円、半分にしたものが600円だそうだ。
半分のものを買ってみた。

家に帰ってから切ったもの。
これがなかなか美味しい。
幾らでも食べられそうだ。甘すぎもせず出汁の味も良く効いている。

お店ではあじの刺身を一皿一緒に買ってみた。
これもコリコリして美味しい。300円だった。
お店のおかみさんに刺身を持って帰るのに2時間くらいかかると言ったら、たくさん氷を砕いて袋に入れてくれた。
大分昔からやっていそうなお店なので女将さんと少し話をした。
「このお店は何時頃からやっておられるのですか?」
「もう私で4代目ですよ」
「この松岸も昔は港があって賑やかだったようですね」
「このお店も前は川魚を専門にやっていたのですが、鯉ヘルペスで鯉がダメになって海の魚に切り替えたのです。
「そうですか。確かに川魚のお店がこの先にもありますね。あの辺りには遊郭や温泉もあったそうですね。
「そうです。今結婚式場がある前の駐車場のところに遊郭などがあったんです。10年ほど前に90歳でなくなったおばあちゃんも昔の話を良くしてくれました。
この店の前の通りをすっごく綺麗な着物を着て、女たちがねり歩いていたそうなの」
「毎日?」
「そう 毎日ね。綺麗なおべべ着て・・・ ふふふ・・・」
「川の護岸もコンクリで昔の面影はないですね。道もせまくて、行き止まりもあって、・・・・」
「そう。この家の通りの向こう側(川側)は皆、やくざばっかりだったんですよ。」
・・・
昔の姿が目の前に浮かんできました。女将さん、お話ありがとうございました。
そして銚子の少し手前の松岸の昔遊郭があったことを知った。
今ではそのことを知らなければ感じない町並みなども全く別なものに思えてくる。

松岸駅の近くの旧道沿いに「なべや鮮魚店」さんがある。
今回また銚子に行った時に帰りが少し早かったので立ち寄っった。

魚屋さんだが、ここでも目当ては「伊達巻」だ。
銚子の伊達巻は有名で甘くて大変美味しいという。
銚子の街の方では寿司屋で伊達巻を出している。
太く半円形に巻いた伊達巻を寿司ネタのように使っている。

ここは普通の伊達巻形状であるが、1本長いもので1200円、半分にしたものが600円だそうだ。
半分のものを買ってみた。

家に帰ってから切ったもの。
これがなかなか美味しい。
幾らでも食べられそうだ。甘すぎもせず出汁の味も良く効いている。

お店ではあじの刺身を一皿一緒に買ってみた。
これもコリコリして美味しい。300円だった。
お店のおかみさんに刺身を持って帰るのに2時間くらいかかると言ったら、たくさん氷を砕いて袋に入れてくれた。
大分昔からやっていそうなお店なので女将さんと少し話をした。
「このお店は何時頃からやっておられるのですか?」
「もう私で4代目ですよ」
「この松岸も昔は港があって賑やかだったようですね」
「このお店も前は川魚を専門にやっていたのですが、鯉ヘルペスで鯉がダメになって海の魚に切り替えたのです。
「そうですか。確かに川魚のお店がこの先にもありますね。あの辺りには遊郭や温泉もあったそうですね。
「そうです。今結婚式場がある前の駐車場のところに遊郭などがあったんです。10年ほど前に90歳でなくなったおばあちゃんも昔の話を良くしてくれました。
この店の前の通りをすっごく綺麗な着物を着て、女たちがねり歩いていたそうなの」
「毎日?」
「そう 毎日ね。綺麗なおべべ着て・・・ ふふふ・・・」
「川の護岸もコンクリで昔の面影はないですね。道もせまくて、行き止まりもあって、・・・・」
「そう。この家の通りの向こう側(川側)は皆、やくざばっかりだったんですよ。」
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昔の姿が目の前に浮かんできました。女将さん、お話ありがとうございました。
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