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弓矢(矢竹)

 先日水車の杉線香を紹介しましたが、今日はまた伝統を受け継ぐ「矢羽根」の製作を紹介します。
場所は先日紹介した小幡地区です。昔の筑波神社への参詣道「府中街道」につながる道の途中にあります。

 フルーツラインを小幡の信号で山の方に入るとそこが小幡宿で、真っ直ぐ進むと十三塚を経由して筑波山の風返し峠へいけますが、冬場は一度雪が降ったりするとほとんど通行止めとなります。
途中から右に「ゆりの里」方面に曲がる道があり、この道は先の方で湯袋峠を越えて真壁へいく道と左に曲がって先ほどの「風返し峠」に続く道に分かれます。こちらは比較的なだらかなので通行は大丈夫です。

 さて、今日紹介するのは小幡宿の「ゆりの里」方面に曲がるすぐ手前にある家と、曲がった先の白鳥神社の裏手の2件の家で作られていました。
石岡市のHPの紹介によると「小池貢」(五代目義行)さんと「助川弘喜」さんの2人の方だそうです。

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 竹を独特の形に束ねて、半年ほど天日で乾燥させます。矢を作るのはさらに半年ほど寝かせたものを使います。

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弓の矢作りは県内でもここだけだそうで、この地区は日本でも最高の矢竹の産地といわれており、その品質は定評があるといわれています。

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矢竹を良く乾燥させ、長さ・重さ調整する技術は大変なもので、熱して真っ直ぐにする作業だけでも本当に熟練の技だといわれています。

この地区で矢竹の生産が始まったのは、笠間藩士の小池半之丞義高の子、義行(嘉永元年生れ)が、明治になって禄を離れて糧を補うためこの地で始めたものだといいます。
義行が笠間藩の江戸屋敷の家老をしていた時に知り合った、徳川公の弓矢職人である大森政長をこの地に呼んで手ほどきを受けたことにより始められたとのことです。
 
 素晴らしい職人の技を残していかなければならないのですが、石岡の町ではあまり知られていません。
すこしでも知っていただければいいですね。
  

民芸品 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/02/07 18:19
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