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潮来出島(加藤洲)

潮来は常陸利根川に面しているがこの川向こうが加藤洲で、利根川と常陸利根川に囲まれた中洲である。

加藤洲は「かとうす」ではなく「かどうず」と読む。
江戸時代に徳川家康が利根川が江戸湾に注いでいたのを、銚子の方に流れをつけかえて今の利根川の流れとなった。
そしてこの地に広大な中州が誕生し肥沃な土地となった。

何故加藤洲というのか? よくわからない。
家康が名付けたとも??

加藤洲村といわれ、公官洲新田、附洲新田などという地名もあり新田が多く作られた。

♪♪ 潮来出島のよれ真菰(まこも) 殿に刈らせて我捧ぐ ささぎ揃いて船に積む 船は何船 宝船 船は出て行く森の影 此処は何処だよ船頭さん 此処は神崎森の下 森の下には狐 棲む 棲むや白狐 我も二三度騙された ♪ ♪

これは石岡市太田の善光寺の万燈祭で歌われたといわれる歌だ。

こんなところにまで潮来節は広がっていた。


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この新田の間をこのような水路がはしる。
移動は船の方が便利だったのかもしれない。

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2つの川(利根川、常陸利根川)の間の洲の中を大きな川のような与田浦が広がる。
上の写真は西側を眺めたところだが、遠くの橋は高速道路である。
写真の右側方面に潮来のインターがある。

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東側は与田浦は広く広がっている。
そしてその先の中州はは一ノ分目、三ノ分目などの地名が続く。

恐らくこれからもこのあたりをあまり通る機会は少ないと思う。
だがやはり一度見ておきたかった風景が広がっていた。



潮来 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/06/23 21:15
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