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近津神社

 茨城県鉾田市の旧太陽村の中央部に気になる寺を2つ紹介しました。
芭蕉が月見に仏頂禅師を訪れたと言われる大儀寺(阿玉)と穴寺と別名を持つ国宝の仏像がが眠る福泉寺(大蔵)であるが、地図を見るとそのどちらにも近くに「近津神社」という神社がある。

それ程知られた物でもなく地元でも関係者以外はほとんど訪れることもなさそうな神社である。

しかし同じ名前の神社がもう一つ汲上付近にあり、3つもある。

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祭神は鹿島神宮と同じ「武甕槌(タケミカズチ)」のようだ。
普通なら鹿島神社となるのだろうが、近津神社となっている。

その中心となるのは大蔵にある近津神社のようだ。(訪れて見てそう思っただけだが・・・)

まずはこちらから、国道354号線を鹿行大橋(この橋は東日本大震災の時に橋が落下して車が落下して一人死亡する被害が出た。今の橋は新しい橋)をわたって進むと、福泉寺の少し手前に右に斜めに入る細い道がある。
この細い道が神社の参道であったようだ。
入口には何の案内もない。

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奥まで進むと右手に神社の鳥居が見える。

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古木が参道の両側にあり時代を感じさせてくれる。

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神社拝殿。

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上の説明にあるように創建ははっきりしないが、石岡(府中)の大掾(だいじょう)氏が鹿島大神(鹿島神宮)の分霊を奉遷したものという。
時代としては鎌倉時代になるようだ。


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神社本殿。

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古木の根に苔が。

次に大儀寺の山門入口の道を北に進むと阿玉の近津神社に出る。

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こちらが阿玉の近津神社。
説明などの書かれた物は何もない。

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奥に拝殿と本殿が一体となった小さな社が置かれていた。

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まわりはきれいに整備されている。

もう一つの汲上にある近津神社はこの神社の管理をしていたという「華徳院」という寺が近くにあり、この寺の正式名称が「近津山華徳院」というようなので関係しているのかもしれない。

汲上という地名も大昔に塩汲みがこの鹿島灘で行なわれていたことから来ている。
江戸後期にはここで塩窯が8基もあったという。

こちらの神社はまだ行っていないのでまた近いうちに行けたら追加します。

今日は暑かった。
こんな状態だとこの夏が今のような調子で記事が書けるかどうかはわからない。
いろいろやらねばならないこともあるのでペースも落とさざるを得ないかもしれない。




鉾田 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/07/25 22:19
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