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道の駅くりもと

 千葉県香取市の旧栗源(くりもと)町沢に2001年に誕生した「道の駅くりもと」に立ち寄った。

茨城の方にいるとおそらく、なかなか立ち寄る機会もない場所にある。

栗源町は2006年に香取市となったが、合併前も人口は5000人ほどの町であった。

栗源の名前は明治22年に近隣の7村が合併して「栗源村」となったことによるが、やはりここを流れる「栗山川」の上流(源)になることから付けられたものだろう。

「栗」は木の実の栗と思いがちだが、くり=句麗 から来ていると考える説が強い。
この川の川流域からは古代の丸木舟や古墳など数多くの遺跡が見つかっている。

九十九里の屋形(横芝光町)に上陸した古代人たちはこの栗山川を巧みに舟を操って、上流へと進んで行った。

従って、この栗源町は佐原が中心の香取市というよりも多古町などと同じイメージを感じる。

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この道の駅はそれ程大きな駅とは言えない。

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売店は地元産の米、野菜やお菓子などが置かれていて、地元の方たちの買い物スーパーのような感じだ。
価格もそれほど安いと言う感じではない。

すぐ近くにコンビニ「セブンイレブン」がある。

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しかし、この道の駅の特色は何と言っても地元特産の「さつまいも」である。
入口付近に別コーナーがあり、山の様に数種類のサツマイモが積み重ねられていた。
価格も安い。

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この道の駅の愛称が「紅小町の郷」であった。
私は最初「紅小町」がサツマイモの種類の名前だとは知らなかった。
小野小町伝説でもあるかなどとまったく的外れな想像をしていた。

ここは焼き芋用サツマイモの生産では日本一ともいわれる地域で、特にこの紅小町はこの旧栗源町でしかつくられていないとかか。

1袋200円前後で店内の他の野菜などに比べて格段に安い。

毎年秋に「栗源のふるさといも祭り」が近くの「日本一の焼きいも広場」で行なわれ、紅小町の焼き芋が無料で食べられる。
総量5トンの焼き芋を150か所で、前夜から籾がらを一晩かけて焼いた「すくも」の中にベニコマチを入れて、2時間かけて焼くのだそうです。

今年は11月20日に予定されています。

いも祭りも年々人気となり来場者が増え祭りを始めた頃は「すくも」は50山だったのが今では3倍の150山です。
来場時間にあわせ数回に分けて焼くようです。

また2トンの紅アズマの「ふかしいも」も無料で配布されます。

食べたくなりましたね。

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道の駅ランキングでは比較的規模が小さく、それ程上位にはならない(真ん中くらい?)ようだが、特色のある駅であった。

香取地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/10/22 19:23
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