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清瀧寺

 筑波山の尾根下を貫く朝日トンネルは土浦側の小町の里と石岡市八郷朝日地区を結ぶが、この土浦側には板東三十三観音札所である「清瀧寺」がある。

トンネルができて、この清滝寺と小町の里が分断されたようにトンネルの進入道路があって、イメージとしてはトンネルの裏手となってしまってなかなか行く機会もない。

しかし、板東三十三観音は茨城県では八溝山日輪寺(大子町)、妙福山佐竹寺(常陸太田)、佐白山 正福寺(笠間)、雨引山楽法寺(桜川)、筑波山大御堂(つくば)と続いて第26番南明山清瀧寺と立派な寺が続いて観音霊場となっている。

次の27番は銚子にある飯沼観音であるのでかなり離れる。

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この寺も大同元年に徳一上人により創建されたと言われる古刹である。

しかし昭和44年の火災(放火?)により本堂などがすべて焼失し、建物として残ったのはこの仁王門(天保15年築造)のみ。

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しかし、昔からの観音信仰の寺であり、今でも多くの参拝者が訪れている。
現在も修理中のところが多く散見されたが、一日も早い復旧を願う。

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今でもこうして読教して三十三観音を回る人は後を絶たない。
筑波山の大御堂は明治の廃仏毀釈で一時壊され、神社のみが残ったが、今では神社の隣に復元されている。
雨引山、筑波山と来てその次がこの清瀧寺となるのである。

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しかし、このような観音道場でも無檀家でなかなか浄財も集まらなく苦労しているようです。


最近記事が底をつき、連続記録も風前のともしびとなりつつある。
過去5年で書いた記事をまとめているので、あまり新しく記事を書くとまとまりもつかない。


明日は銚子に出かけます。

筑波・土浦・牛久地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/11/10 21:27
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