古木に宿る力が古来からの信仰対象か?

 行方市の西蓮寺は「常陸高野」とも呼ばれる古刹で、昔は僧侶たちの壇林でもあった。
毎年9月の仏立て行事は常行三昧会とも呼ばれ、神仏融合のような行列が行なわれ大変興味深い。

しかし、この境内の大銀杏を見ていて少し別な思いがしてきた。

ハラハラ散る黄色いイチョウの葉とまだ多くの葉をつけた大木。
一面の黄色い世界が広がっていた。

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この寺に来ると必ずこの手前の古木に空いた穴から向こう側に見えるイチョウを眺めて見る。
この木がある場所は、一般の人の通り道ではないのであまり気がつかないと思うが、かなりの古木だ(木の種類はわからない)


こんな眺めも素敵だと思う。
木の穴の向こうは「不思議の国のアリス」ではないが、別世界が広がっているような感じを覚える。

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2本の1000年イチョウの木の根元には、ひとつはこの古い子安観音様?などがさりげなく置かれている。
木があまりにも大きくてこの観音様などは全く目立たずひっそりと立っており、じっと見ているといつか昔を語り始めそうだ。

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もう一方のイチョウの木の根元にはこのお稲荷様が置かれている。
キツネ像の上にもひっきりなしにイチョウノ葉が降り注いでいる。
やはりこの木がなければこの寺の雰囲気も全く変わったものになるだろう。

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入口わきの側道側の入口には六地蔵が置かれている。
さてこれは何時頃からここにあったのか?

前に来た時には気が付かなかったので比較的新しいのか?


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この入口の仁王門は文化財であり、かなり古いものだが、むかしこの門と石岡太田の善光寺楼門とを比較したことがあった。
屋根が茅葺と、銅板葺きと違いがあるが、元はどちらも茅葺だ。

太田善光寺の門は楼門と呼ばれるが、楼門の2階部分が未完で1階建てであり、こちらの西蓮寺の仁王門も楼門式に建てる計画が1階建てで終わったような造りである。

このような見方で是非比較を正確にやってほしいものである。
共通の流れがある。


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寺の本尊は県指定の文化財で木造薬師如来坐像で、この薬師堂に保存されているはずなのだが、どうやら今はこの裏にあるコンクリートの宝物蔵に保存されているらしい。
9月の祭りの時にはこちらに移して展示されている。


近況 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2015/12/15 21:08
コメント
No title
>ハラハラ散る黄色いイチョウの葉とまだ多くの葉をつけた大木。
一面の黄色い世界が広がっていた。


素敵ですね!
文学作品の書き出しのようです!

古木に宿る力が Romanさまの指先に宿りキーを押したかのようですね。

アリスのことも 観音様が昔語りを始めそうな雰囲気であることも
「うんうん 納得納得!」
独り言をつぶやきながら拝見しました(*^_^*)

言の葉ISさま
> >ハラハラ散る黄色いイチョウの葉とまだ多くの葉をつけた大木。
> 一面の黄色い世界が広がっていた。
>
>
> 素敵ですね!
> 文学作品の書き出しのようです!
>
> 古木に宿る力が Romanさまの指先に宿りキーを押したかのようですね。
>
> アリスのことも 観音様が昔語りを始めそうな雰囲気であることも
> 「うんうん 納得納得!」
> 独り言をつぶやきながら拝見しました(*^_^*)
言の葉ISさま
今晩は。続けてコメントありがとうございます。
今日の記事を書いている時にコメント投稿されたのですね。
最近記事を書くのが少し大変なんです・・・・。
前はためておいたりもしたのですが、今はその都度パソコンにかじりついて(笑)
仕事に使っていた液晶モニターが急に画面が半分縞が入って見えなくなり、別な古い液晶を急遽取り出したり。
何が起こるかわかりません。

> >ハラハラ散る黄色いイチョウの葉とまだ多くの葉をつけた大木。
> 一面の黄色い世界が広がっていた。
> 素敵ですね!
> 文学作品の書き出しのようです!

このように褒められるとますます手がすくんで適当に書けませんね。
でもロマンチックでもあると思っていますが、実物は会ったら恐らく幻滅しますね。
でも表現方法は言の葉さんの記事も参考にさせていただいているようにも思います。
何時も素敵な文章で、心が落ち着くのです。

コメント大変うれしく頂戴いたしました。
明日は雪になるかもしれませんね。
どうぞお体ご自愛ください。

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