地蔵院蔵福寺(東庄町小南)

 東庄(とうのしょう)町は香取市と銚子市に挟まれた町で、名前に「庄」がつく通り、昔荘園があったのだろう。
人家も集中している所はあるが、多くは広い畑や田圃などが広がるのどかな場所である。
その中で内陸部に昔の古い部落が点在し、今回訪れた小南地区も昔は小野村とか小野郷などと呼ばれたという。

確かにそこに行く途中は何もないようなのに、この地区に来ると急に古くから残されている場所が存在するようだ。

昨日紹介した小野神社のすぐ近くに県道74号線が東西に走っており、東側は「下総豊里駅」につながっている。
小南地区の中心に「東城小学校」があるがこのすぐ東の通り沿いに「地蔵院蔵福寺」という真言宗のお寺(禅寺)がある。

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立派な山門と阿吽の仁王像が置かれていた。


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寺は県道に面しているが、通りの反対側に比較的大きな地蔵像が置かれていた。
通りにこのように置かれているのは少なく、きっと昔は寺と敷地は一体だったのかもしれない。

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上の説明によれば、鎌倉時代の弘安9年(1286)に沼闕城主東盛胤(初代胤頼の曾孫)が円覚寺開山の無学仏光国師の弟子の歓了禅師を招き、創建したという。

途中臨済宗から真言宗に改宗。

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立派な仁王像が置かれている。(阿型)

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(吽型)

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本堂(ここには大日如来と左右に地蔵菩薩、不動明王が安置されているという)。

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鎌倉時代のものだろうかよく見かける形の「宝篋印塔」が置かれている。

調べて見るとこの寺の近くに1590年に下総国小南(東庄町)松平定勝 3千石の陣屋がおかれていたそうだ。
わずか10年程で松平氏は伊勢国長島へ移り、この陣屋は廃止されたそうである。

なかなか行く機会もないので詳しい事はわからないが、面白そうな地域だと思う。



小見川・東庄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/01/24 21:23
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