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神栖の山本家住宅(国の重要文化財)

 神栖市に18世紀前半と思われる曲り家の住宅が残されていると知って、銚子に行く途中で寄り道しました。

場所は神之池を少し過ぎた「奥野谷」の信号を少し北に入ったところです。

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曲り部分のところが家の入口で入ったところに土間があるようです。

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曲り家といえばやはり東北地方が最も多く、曲ったところが馬屋になっている物も少なくありません。
銚子からこの辺りにかけては曲り家はあまりなかったように思います。
そのために国の重要文化財に指定されているのでしょう。

家は手前に大きな門が設けられていますが、この門から中に入ることができませんでした。
まわりをまわって見ましたが、どこも解放されていません。
平日は見学できないのかどうかも書かれた物がありませんのでわかりません。

建屋の庭の方に立て看板はあるのですが、家の説明のようで内側に向いて書かれており、外からは何が書かれているのかもわかりません。

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仕方がないので裏の方に回って見ましたが、やはり入る入口はありません。

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外側から数枚写真だけ撮らせてもらいました。

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神栖市のホームページには
「 山本家は鹿島灘に近い神之池畔にあって,網元をしていた漁家で,名主を勤めたこともある旧家です。住宅の建設年代ははっきりしませんが,手法より見て18世紀前半と考えられています。
 寄棟造,茅葺で,間口19.6メートル(10間余),奥行き10.6メートル(約5間半)の南正面東寄りに突出部を付けた曲屋で,正面及び西側面が軒下の張り出したせがい造りになっています。突出部のある部分が土間で,奥の方には部屋が設けられています。
 この住宅は良質で保存が良く,漁家として重要文化財に指定されているものは数例しかありません。平面形式は異りますが,構造は椎名家住宅(重文)など茨城県南部に共通したところがあり,この地方の民家の特性を知るうえで重要なものです。」
と書かれています。

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すぐ近くに鹿島コンビナートの煙突が見えます。
昔とは様変わりです。

神栖 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/02/29 20:53
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