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玉里資料館(1)

 小美玉市の旧玉里村の高崎地区の高台にある生涯学習学習センター「コスモス」は市町村合併する前は玉里村の総合文化センター(公民館機能を併設)として平成6年に建てられた。

高崎は石岡の高浜の湊から次の湊があった地区で、霞ケ浦の水運が盛んな時には大変にぎわってもいた。
今は霞ケ浦沿いにハス畑が広がる地域だ。

この玉里村が江戸時代には小川と一緒になった水戸藩の領地であり、霞ケ浦の高浜入りの入り口部分にあり、対岸の井関地区との距離も近く御留川(おとめがわ)制度が施行されて、この前の霞ケ浦は水戸藩専用の漁場となった。

この制度のおかげでこれを取り仕切る網元などが大きな権力が集中していた時期もかなり続いたようだ。
これによりいくつかの歴史的な資料も残され大変興味深い物も散見される。

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始めて訪れたがきれいな立派な建物であった。

大きな駐車場の前に広がる施設は、向かって右半分が大きなホール(客席数535)があり、向かって左側に図書館と玉里資料館が入っている。

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建物の横からは霞ケ浦がきれいに望むことができる。
外庭にはこのようなベンチなども置かれている。

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霞ケ浦の手前には高崎地区の蓮田が広がっている。

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資料館の中には行って見ることにしました。

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図書館と資料館の入口をはいると真中に丸いホールがあり、左手に職員が数名おられる部屋と図書館が奥にあるようです。
一方入って右手に「資料館入口」の立て看板が置かれていました。
料金所もありませんので見学は無料のようです。

写真撮影禁止の表示も何処にもありませんし、中にはだれもいません。

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資料館の右側は、近現代物が並びます。

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ホールの真中には地形模型とビデオが置かれています。

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左手の展示室の入り口付近は近世の資料がいくつか展示されています。
上の写真は寛永2年(1625)の霞ケ浦絵図(模写)です。
霞ケ浦全体を表した絵図は他には無いそうで貴重なものだと言います。
この絵図にも土浦側の土浦入りは「土浦海」となっていますが、こちら側の高浜入りは「玉里御川」となっています。

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玉里御留川の説明については上または下の写真を見てください。

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古墳出土品なども展示されていましたので明日にもう少し続けます。



玉里地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/03/20 16:48
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