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桜を追いかけて-潮来観音寺

 牛堀と潮来の中間に旧道が国道51号線と交わる(接する)場所があります。
信号は「上戸」です。この信号を左手の山側に入って行ったところに「観音寺」という古刹があります。

この寺は徳一法師が建てたと伝わり、ここに小野小町が自ら手植えしたしだれ桜(現在は3代目)があります。
まあ伝説ですからどこまで史実に近いのかは全くわかりませんが、今週始めに銚子に行く途中で立ち寄って見ることにしました。

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少し狭い道をくねくねと少し進むと観音寺が見えてきます。
徳一法師が建てたという場所は少し違っているようですが、こんなところにまで足を運んでいたのでしょうか。
主に山岳地に寺を建てていますので、このあたりというのは少し違和感があります。

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藁葺屋根のお堂は、弘治3年(1557)に建てられた薬師堂(三間四面、寄棟、茅葺、県指定重要文化財)です。

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本堂を新築したようです。
この工事のために手前に植えてあったしだれ桜を一旦掘り起こして、埋め戻したようです。
もう例年なら満開になっているしだれ桜はこの通り。
でもこれから先そうに芽を出していました。

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こちらが3年前に撮った小町の植えたとされる桜の三代目。
またこのような花を咲かせてくれるでしょう。

小町伝説では小町が眼病を患い、この寺で百か日の参籠をして全快したと伝えられています。


霞ケ浦の自然 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/04/14 14:12
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