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玉沢稲荷神社(冷水)-2

 昨日の続きです。
鹿島灘も砂場が侵食されてきて昔より砂浜が減ったように思います。
この冷水海岸は今回も立ち寄りませんでしたが、すぐ北側の子生は常陸国国分寺の雌雄の鐘が海から引き上げられたと伝わる場所です。
なにかそんなことでも親しみが沸きます。

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さて、この冷水にある玉沢稲荷神社の本殿には立派な彫刻が施されていました。
本殿および拝殿は鉾田市指定の文化財です。

1725(享保10年)の製作とされています。

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図柄は一般的には中国の関係したものが多いのですが、松などがあしらわれているのはどこ日本的です。
ただ調べても図柄の意味しているものはよくわかりませんでした。
あまりネットなどで紹介されてはいないようです。

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こちらは拝殿。

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樹齢数百年の樹木。スタジイ?

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本殿の入り口扉なども色鮮やかな模様が施されています。

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こちらのサイドの彫刻は中国の賢人でしょうか。
稲荷神社と儒教がどのように結びつくのかはまったく知識はありません。

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本殿裏のキツネさん。
このすぐ裏の土壁をみれば、海沿いの山を削ってここに神社を建てたことがわかります。

本来は裏手の木々が邪魔をしなければ鹿島灘が見渡せたのかもしれません。
このような色鮮やかな本殿も久しぶりです。

城里町の悪路王の首があったと伝わる鹿島神社の本殿を思い出しました。
(以前の記事:こちら


鉾田 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/05/03 18:41
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