福島の原発災害地近くへ(4)-広野町

 久ノ浜海岸を後にして福島第一原発30km圏内に突入です。

いわき市のすぐ北は「広野町」で、ここには原発はありませんが火力発電所があります。
久ノ浜から広野までは常磐線でも景色がよい場所なのです。

♪♪今は山中、今は浜、
   今は鉄橋渡るぞと
   思う間も無く トンネルの
   闇を通って広野原(ひろのはら)♪♪

この汽車という歌の歌詞はこのあたりの景色を歌ったものという。(説により異論もある?)
広野駅の発車のメロディにもこの歌が使われている。

広野は原発事故で原発から半径20~30km圏内になり、全町民が避難しました。
そして役場もいわき市内に移転し、多くの住民が緊急避難して、半年後に仮設住宅に移りました。

この「緊急時避難準備区域」の指定も原発のさらなる爆発の恐れが無くなり、除染なども行って事故後1年たった2012年3月末にこの指示が解除され、住民も少しずつ帰宅して今では家を失った人などを除いて多くの人が帰宅しているようです。
1年半後から学校も再開され、徐々に昔の生活に戻り始めています。

避難所にいる人からは
「最近役場のところにイーオンができたのよ。 ここで買い物ができるの。」

などという話が聞こえてきました。

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ここが広野町役場です。
その目の前に「ひろのてらす」というテナントモールが今年3月にでき、その中にIEONEがオープンしたのです。

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IEONというのでもっと大きなビルかと思いましたが、こじんまりしたスーパと変わりません。
ただIEONのネットで注文した商品がこちらのお店で受け取れるようです。

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町役場のとなりに「みかんの丘」というみかん山がありました。
30年くらい前に温暖な気候をアピールしようと温州ミカンの苗木を200本を丘に植え、毎年11月には地元幼稚園児らがみかん狩りをするのが恒例行事となっていたそうです。
そしてこのみかん狩りも原発事故で中止され、2013年秋に基準値を下回ったといって復活したそうです。
でも子供が食べるのには少し気になりますね。

みかんができるほどこの広野町は温暖な気候のようです。

放射能の値は原発から北、北西が高くなっていますが、正確に測定して基準を緩めることなどせずに安心といえる数値を提示してくださいね。

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IEONの内部。ほぼ食料品売り場で、価格なども他のIEONとあまり変わらないようです。

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テナントですので、隣にはレストランが入っていました。ラーメン屋もあります。




近況 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/05/07 16:55
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