福島の原発災害地近くへ(6)-竜田駅
楢葉町は福島第2原発のある富岡町の隣です。
事故を起こしたのは福島第1原発で、さらに北の大熊町、双葉町になります。
それでもこの楢葉役場のあたりで第一原発から20km圏内になりそうです。
ここから先に進むのは今回は時間も無いのであきらめました。

(ふくしま復興ステーションHPより No13が事故を起こした第一原発)
ピンク色に区分けされたところは帰宅困難地域で当分帰れる目途は立ちません。
長く滞在すると危険とされています。
現在福島第一原発での作業者たちも色分けされていない場所から車で通っているようです。
現在常磐高速や国道6号線は一応通過できるようになりましたが、このピンクの場所は車から降りずに走り抜けるようにしているようです。6号国道も徒歩やバイクの通行制限区域があります。
一方鉄道ですが、常磐線はこの楢葉の「竜田駅」が現在の終点です。
この駅の様子を見てきましたので報告します。

これが竜田駅(楢葉町)です。
常磐線は本来は仙台までつながっていたのですが、上野からはいわきまで行き乗り換えてこの竜田で終点です。
(2014年6月にここまで開通)
これ以上北へはいけません。

時刻表を見ても2時間~1時間に1本の電車が出ています。(いわき~竜田間、一部水戸)

駅の切符売り場窓口に駅員さんが一人おります。
また駅の外にタクシーが1台だけ手持ち無沙汰な様子で停まっていました。

駅の待合室には楢葉町の復興の写真が貼られています。

駅のホームは2つ。手前が下り線ホームで向こう側が上り線ホームです。
下り線は現在ここまでですから上り線ホームだけが使われています。
向こう側のホームには下り線路の上に渡しを架けてわたります。
現在の予定では来年末までに富岡町までの開通を見込んでいるようです。

この階段は現在不要なため閉鎖されています。

駅の外には放射能測定器が設置され、この日の値は1時間に0.178μSvでした。
やはり1桁高いですね。これでも、もうここは避難区域ではありません。
現在国の除染を行う時の基準は0.23μSv/h(年間1mmシーベルト)ということですので、高いですが基準値以下ということになります。
しかし、山や排水溝などはどの程度になっているのかやはり気になります。

ここから北へは原ノ町まで1日に2本のバスが運行されています。
しかし途中停車はありません。

駅前に住宅街がありますが誰も歩いていません。

そして現在道路整備や復興住宅の建設などが急ピッチで始まっているようです。
この故郷に帰りたい! 帰りたいけど心配!
子供たちが何も心配せずに暮らせる日がいつくるのでしょうか。
道路や家の周りの除染は終わったとしていますが、山までは手がつけられていません。
山から流れてくる川の水が心配ないというにはまだまだ時間がかかるように思います。
原発などに頼ってきた町の再興は決して楽なものではないでしょう。
原発事故などが起こればあまりにも悲惨な状況が出現します。
想定外、原発を再開するに当たっても規制委員会と政府がお互いに責任逃れの発言しかしない。
そんな状況でどこにも持って行き場のない核廃棄物の処分のめどなどまったく立たない。
本当に怒りがこみ上げてきます。
二度とこんな悲劇が起こらないことを切に願うだけです。
事故を起こしたのは福島第1原発で、さらに北の大熊町、双葉町になります。
それでもこの楢葉役場のあたりで第一原発から20km圏内になりそうです。
ここから先に進むのは今回は時間も無いのであきらめました。

(ふくしま復興ステーションHPより No13が事故を起こした第一原発)
ピンク色に区分けされたところは帰宅困難地域で当分帰れる目途は立ちません。
長く滞在すると危険とされています。
現在福島第一原発での作業者たちも色分けされていない場所から車で通っているようです。
現在常磐高速や国道6号線は一応通過できるようになりましたが、このピンクの場所は車から降りずに走り抜けるようにしているようです。6号国道も徒歩やバイクの通行制限区域があります。
一方鉄道ですが、常磐線はこの楢葉の「竜田駅」が現在の終点です。
この駅の様子を見てきましたので報告します。

これが竜田駅(楢葉町)です。
常磐線は本来は仙台までつながっていたのですが、上野からはいわきまで行き乗り換えてこの竜田で終点です。
(2014年6月にここまで開通)
これ以上北へはいけません。

時刻表を見ても2時間~1時間に1本の電車が出ています。(いわき~竜田間、一部水戸)

駅の切符売り場窓口に駅員さんが一人おります。
また駅の外にタクシーが1台だけ手持ち無沙汰な様子で停まっていました。

駅の待合室には楢葉町の復興の写真が貼られています。

駅のホームは2つ。手前が下り線ホームで向こう側が上り線ホームです。
下り線は現在ここまでですから上り線ホームだけが使われています。
向こう側のホームには下り線路の上に渡しを架けてわたります。
現在の予定では来年末までに富岡町までの開通を見込んでいるようです。

この階段は現在不要なため閉鎖されています。

駅の外には放射能測定器が設置され、この日の値は1時間に0.178μSvでした。
やはり1桁高いですね。これでも、もうここは避難区域ではありません。
現在国の除染を行う時の基準は0.23μSv/h(年間1mmシーベルト)ということですので、高いですが基準値以下ということになります。
しかし、山や排水溝などはどの程度になっているのかやはり気になります。

ここから北へは原ノ町まで1日に2本のバスが運行されています。
しかし途中停車はありません。

駅前に住宅街がありますが誰も歩いていません。

そして現在道路整備や復興住宅の建設などが急ピッチで始まっているようです。
この故郷に帰りたい! 帰りたいけど心配!
子供たちが何も心配せずに暮らせる日がいつくるのでしょうか。
道路や家の周りの除染は終わったとしていますが、山までは手がつけられていません。
山から流れてくる川の水が心配ないというにはまだまだ時間がかかるように思います。
原発などに頼ってきた町の再興は決して楽なものではないでしょう。
原発事故などが起こればあまりにも悲惨な状況が出現します。
想定外、原発を再開するに当たっても規制委員会と政府がお互いに責任逃れの発言しかしない。
そんな状況でどこにも持って行き場のない核廃棄物の処分のめどなどまったく立たない。
本当に怒りがこみ上げてきます。
二度とこんな悲劇が起こらないことを切に願うだけです。
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