潮騒はまなす公園(鹿嶋市)(3)

常陸国風土記の香島郡のところにこのはまなす公園のある角折(つのおれ)の名前の由来が書かれている。

郡家の北三十里のところに、白鳥の里がある。
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 その南に広がる広野を、角折の浜といふ。由来は、昔、大きな蛇がゐて、東の海に出ようとして、浜に穴を掘って通らうとしたが、蛇の角が折れてしまったといふ。そこから名付けられた。また別の伝へに、倭武の天皇がこの浜辺にお宿りになったとき、御饌を供へるに、水がなかった。そこで鹿の角で地を掘ってみたら、角は折れてしまった。ここから名付けられた。
(口訳・常陸国風土記より)

何故蛇なのか? まは蛇に角があるのか?

常陸国風土記にはもう1か所角のある蛇の話がある。
行方郡のところに夜刀(やつ)の神の説明がある
「俗に、蛇のことを夜刀の神といふ。身の形は蛇であるが、頭に角がある。災ひを免れようとして逃げるときに、もしふり向いてその神の姿を見ようものなら、家は滅ぼされ、子孫は絶える。普段は郡家の傍らの野に群れかたまって住んでゐる。」
とある。
まるでギリシャ神話のようだ。見たら石になってしまうのと同じようだ。

この角折にこのはまなす公園があるのだが、公園の東側の国道51号線に面した一角に「霜水寺」という真言宗の寺がある。

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どうやらこの寺が昔、この公園となった場所にあったようで、かなり大きな寺であったようだ。
しかし今ではこの公園の一部を占めるだけで寺は無住であり、角折公民館と敷地が一体となっている。

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寺はこのお堂の前に古びた石碑がおかれているが、よく読むことができない。
少し新しい石碑もあるが、こちらは「大野東部土地改良区完成記念碑」であった。

どうも昔のことは忘れられているようだ。

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この寺と文太屋敷はどういうつながりがあるのだろうか?

鹿嶋市の文化財に「霜水寺西堂跡」というものが登録されており、公園の西の方にこの場所があって礎石が確認されているそうだが、これが黄金輝く文太屋敷のお堂なのではないかとも言われているようだ。

どうもイメージがわかない。


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広い公園の広場の一角にこの寺のものだと思われる墓地がひっそりと残っていた。




鹿島地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/05/30 21:52
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