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久しぶりの佐原の街散策(1)

 佐原の街も香取市に名前が変わったが、香取と佐原はどうしても少し分けて考えがちだ。
銚子に行く途中で何度か立ち寄ってきたが、ここ2年ほど行っていなかったので小1時間程度散策してきた。

まあ時間もなく街中はある程度みているので目的を少し変えて2か所を回るのみだったが、この2年ほどの間に街中はずいぶんと賑やかにまたこぎれいになったものだと感心した。

小野川があり水郷のイメージとつながるので町もこの小野川が中心となっている。
江戸時代、明治時代の建物も多く残されており、今でもそこで商売(最初のものとは変わりつつあるが)されている。

石岡とは違い電線も邪魔で道幅も狭く、一方通行が多くて車での移動もぐるっと回されたりする。

しかし、伊能忠敬の博物館駐車場は昔は無料だったのが有料になってはいるが、いったん覚えると街中散策用の無料の駐車場も整備されている。
また大型バスも今まで狭苦しいところに停まっていたが、大きめの駐車場もできていた。

まあ街中の様子や、祭りの様子は前に書いた記事が多くあるので下記をクリックして読んでもらいたい。
  佐原ブログまとめ ⇒ こちら(20件くらいあり、10件ずつ表示していますので最後に「Next」をクリックすると次に移ります)

さて今日は街の小野川を少し上流にさかのぼった北側にある「予倉屋大土蔵倉庫」を紹介します。

ジャージャー橋からその先に進んだ行き止まりにこの大きな倉庫があります。
このあたりはあまり観光客も足をのばさないのかもしれません。

忠敬橋周りには団体観光客や仲良しおともだちグループのような方も多くいましたが、こちらはひっそりしていました。

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この土蔵倉庫群はかなり大きなものでした。
明治22年に建てられた土蔵倉庫で、今でも倉庫として使っているそうです。

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この倉庫に保管されているものとはなんでしょうか?
中に入れませんでしたので中は確認できませんでした。

でも、予倉屋さんはもともとは江戸末期からこの場所で醸造業を営んでおり、水運で運ばれた物の倉庫などに使われたと思いますが、今では佐原の大祭で使われる山車が保管されているそうです。

おまつり会館には常時2台の山車が保管されていますが、残りの12台の山車のうちどれだけが保管されているのでしょうか?
全部ここに保管されているのかもしれないですね。

佐原囃子の練習などもこの蔵の中で行うそうです。

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この倉庫の奥には古びた建物と一部レンガ造りの煙突なども見えますので、醸造業時代の名残でしょう。

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土蔵蔵のある敷地と通りを隔てて西側に「予倉屋」さんの店舗が残されています。
建てられたのは明治初期といいます。

明治初期は酒造り、その後醤油製造に切り替え、戦争の始まりのころから昭和30年頃まで製粉業を営んでいたそうです。
今はこれらはやっておらず、倉庫業をしているとなっています。

この格子戸のたたずまいは良い雰囲気がありますね。

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倉庫の東側(小野川側)に廻ってみました。


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このように古びた建屋と煙突が残っています。

醸造所の跡なのですね。

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佐原には比較的大きな酒造所もあり工場見学もさせてくれますが、このような昔風の建屋を見学するのも悪くないと思います。

小野川を上れば忠敬橋からも2~3分です。


佐原 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/06/25 20:00
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