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佐原の荘厳寺

 千葉県香取市(佐原)の諏訪神社裏手の高台に(諏訪山)荘厳寺(真言宗)という寺がある。

先日ここに藤原時代後期の作と言われている国の重要文化財に指定されている十一面観音像があると知って、雨の中ではあったが立ち寄った。

残念ながらこの十一面観音像は宝物館の中に保管されていて拝顔できなかった。

何しろ香取神宮の神宮寺であった「金剛宝寺」の本尊だった像が廃仏棄釈で寺は壊され、この像も野ざらしにされたという。
今度公開される時を待つことにしよう。

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この荘厳寺の入り口には「みしるし不動尊」と書かれた横断幕が掲げられ、そこに源氏のしるしの「笹竜胆(ささりんどう)」のマークがついていた。

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この本堂の中には大きな不動明王の首頭が飾られている。

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これがみしるし不動尊といわれるものだという。
新潟県新発田の日本三大不動といわれる菅谷不動尊から平成27年(昨年)このみしるし菅谷不動大尊像を迎えたという。

源氏の笹竜胆を使っているのは源頼朝の叔父である護念上人が源平の争いを逃れて比叡山無動寺からこの寺の本尊である不動明王の頭の部分を担いでこの新潟の地まで落ち延びてきてここに寺を建立してこの頭を収めたと伝わっているものです。

現地でもかなりのパワースポットとして知られる場所だそうです。

これからここもこのパワーがやってくるのでしょうか。

雨の中で参拝者もなく私も早々に引き揚げました。

今度天気の日にもう一度訪れたいと思います。

佐原 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/10/20 21:29
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