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鯉のぼりと古代の井

今日は冷たい雨。
寒暖の差が激しいです。

でも桜は咲き、明日からまたお花見日和となりそうです。

先週木曜日に風が強い中、行方市で大空を泳ぐ鯉のぼりを見て車を停めて立ち寄りました。

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この鯉のぼりのお先に見える木がこんもりとしたところは「玉清井」と言われている場所です。

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常陸国風土記に

「昔、倭武の天皇(ヤマトタケル)が、天の下を巡幸され、霞ケ浦より北を言向けられたとき、この国を過ぎ、槻野の清泉いづみに出たとき、清水で手を清め、玉をもって井戸をお褒めになった。これが玉の清井といはれ、今も行方の里にある。」(口訳・常陸国風土記より)

と書かれている場所で、上では「玉をもって井戸をお褒めになった」というが、これも解釈は分かれていて現地の説明では
「清泉の湧き出るのを見てこれをすくおうとし、誤って勾玉を水中に落としてしまった」というように書かれていました。

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今でも水は湧き出ているようですが、清い泉というには程遠い姿になっています。


近況 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/04/11 22:14
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