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銚子ジオパーク展示場

 日本には日本ジオパークに認定された箇所が43か所あり、そのうちユネスコ世界ジオパークに認定されているところが8カ所あります。
ジオパークとは直訳すれば「地球地質遺産の公園」ということでしょうか。
筑波山地域が昨年日本ジオパークに登録され、その先輩でもある銚子のジオパークを少し調べていました。

銚子駅前通りにある「まちの駅銚子セレクト市場」内にこのジオパークを紹介するブースがあり、時々覗いたりしているのですがあまり中は見学者の姿も少ないようです。

ブースの半分が「銚子ジオパークビジターセンター 」という一般的な銚子のジオパークのパンフレットなどによる広報室、もう半分が千葉科学大学が運営?している「エクステンションセンター」という主に学生向けの説明場所となっています。

もう一つが2012年秋に青少年文化会館内を改装してオープンさせたジオパーク展示室です。
こちらでは毎週土曜日に講習会などが開かれているようです。

今回はこの展示室の見学をしてきました。

場所は飯沼観音の通りを南に進んだ前宿町の運動場・野球場などがある場所の一角です。

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これが青少年文化会館で、市民会館、児童文化センター、青年の家などの総合滴施設として建てられた。

ジオパークの展示室はこの正面の入り口を入ってすぐの場所にあります。

この建物の奥にはプラネタリウムまであるが、団体向け以外は、この星座の投影は土日しかやっていないようだ。
なかなか立派であるが、あまり活用されていないように見えた。
何かイベント(運動競技、コンサートなど)がある時以外は利用者はそれほど多きないのかもしれない。
もっともこの場所も地域の総合施設を集約したような役割を持たせたもので、外部から来た人間に積極的に開放している施設ではないようだ。


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青少年文化会館の中に入ると、左手に事務室とその奥にジオパーク推進室のような部屋があり、正面にこのジオパーク展示室があった。


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展示の内容は銚子の地層・地質の説明展示と、各地層で採取した岩石の展示、またその地層で見つかった化石類がたくさん展示してあった。
建物内部は少し薄暗かったが、このエリアは結構明るい照明であった。
ただ説明者は常時いるわけではなく、「質問があれば事務所に声をかけてください」というスタンスであった。
オープンスペースなので通路側などは人が結構通っているが、この展示場を見学している人は私だけだった。


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ここを訪れたかったのはこの大きなコハクが展示していると聞いてきたのですが、見てみると私には「こんなものなのか?」という程度であった。
やはりもっと理解を深めなければこの価値がわからないのかもしれない。

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まあ細かな説明は省きます。
銚子に東側の犬吠埼周辺はかなりいろいろな地層が表面に出てきています。

もっとも古いとされているのが「地球の丸く見える丘展望館」のある愛宕山周辺で、ジュラ紀(約2億年~1.5億年)のものと言われています。

また海岸沿いの「犬岩」や「千騎ケ岩」もジュラ期と推定されています。


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銚子 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/05/25 12:51
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