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潮来前川沿いに古墳

 潮来の街もあやめ祭りが終わりすっかり観光客も減ったようだ。
前川あやめ園のあやめ(菖蒲?)も皆摘み取られ、刈られていた。

6月の下旬に前川沿いを少し上流に進んで辻(津知)の少し先にこんもりとした古墳が突然現れた。
こんな川沿いの街中に古墳があるのが不思議であった。

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天王原古墳という前方後円墳だという。
古墳周りには紫陽花の花がきれいに咲いていた。

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近くには天王原遺跡(古墳時代から平安時代)が存在しているらしい。

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天王原という名前はどこから来るのか?
牛頭天王社でもこのあたりにあったのか?

前に潮来の祇園祭が行われている「素鵞熊野神社」を見学したときに現地の説明看板に次のように書かれていた。

「素鵞神社は天安2年(857~858)潮来町地先浪逆浦より出現。
 始め辻村天王原に奉祀す。 
その後文治4年(1185)6月に至り潮来天王川岸地内に祠を営み遷し祀り板久牛頭天王と称し4丁目以西の鎮守となす。」

やはりこちらの方に昔はあったらしい。

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ここは潮来の前川を廻る観光船がこのあたりで引き返す場所にあたる。
霞ケ浦の水運が発達していたころはこの前川も北浦から常陸利根川や利根川方面に荷物を運ぶ船でにぎわっていたのだろう。

潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/07/09 07:36
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