河童の壺

 河津桜の季節がやってきました。

静岡県の伊豆河津町の河津川沿いには早咲きの桜が4kmほどにわたって咲きます。

でも私はまだ行ったことがないのです。

今回この近くの「伊豆ならんだの里 平安仏像展示館」を調べていて面白い場所を発見しました。

河童の寺として名前が知られているという禅寺「栖足寺(せいそくじ)」という寺です。

ここには「河童の壺」という壺が残されています。

伝わる話は次のような話です。

『むかし、近くに河童が住んでいた。
この河童は時々悪さをして里人に嫌われていた。
あるとき、里人がこの河童が悪さをしたために里人により懲らしめられ、殺されそうになっていた。
これを見たこの寺の住職は河童をあわれに思って助けたのです。
その時助けられた河童は、お礼に「河童のかめ」という壷(つぼ)を置いて行ったのです。
その「かめ(甕)」が今も寺に残されています。』

たったこんな話しですが、どこにでもありそうな話ですよね。
小美玉の芹沢家に伝わる切られた手をつないでしまう薬が家宝で残されたというのもありますし、
河童の手のミイラが残されているなどというのも土浦や浅草などにあります。

ではこれはどんな甕、壺なのでしょうか?

河童の壺


寺のホームページにはこの話として

「このつぼに河津川のせせらぎを封じ込めました。口に耳をあてると、水の流れる音がします。水の音が聞こえたら、わたしがどこかで生きていると思ってください。和尚さまもどうぞお元気で」といって、河童は立ち去りました。」

と書かれています。

少し不思議に思いませんか? もうすこし実用的なものを置いて行ってくれたらいいのに・・・・

でもこの寺は禅寺。
川の出水を教えてくれたりもしましたが、この川のせせらぎの音を聞くと気持ちが落ち着き心が清められるのだそうです。

今の時代はきっとこれが必要なのでしょうね。

戦争をやりたいと想っている人達が聞いて世の中が平和になってくれたらいいなと心から思わずにおられません。

河津桜を見たついでにお時間がありましたらこの河童の寺や平安仏像展示館で平安時代の9世紀~10世紀の仏像たちをを拝観して平安を祈りたいものです。

番外編 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/02/19 11:53
コメント

管理者のみに表示