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潮来のアヤメ

 先日銚子に行く途中で潮来のアヤメ園に立ち寄りました。
5月末よりあやめ祭りが始まっていますので、平日とはいえ結構人が来ていました。

この時季にやはりのこのアヤメ(実はほとんどが花ショウブ)を見ておかねばなりませんね。

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まだ始まったばかりですが、すでに花はほぼ満開でした。
いつもならこの時期はまだ早い感じだったとも思ったのですが、今が見ごろです。

あやめ娘も赤い傘をさして園内をぐるぐる回っていました。

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前川あやめ園の園内にはアヤメ、カキツバタ、花ショウブの違いを説明する看板があちこちに置かれています。
でも何回も見たり聞いたりしても覚えられません。

まあ覚える気がないといった方が正直な気持ち。
私にとってはどちらでもいいのです。

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前川あやめ園から前川の上流へ前川12橋めぐりの舟が出ています。

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潮来の十二橋めぐりは加藤洲の方を廻る船をいいますが、こちらの川をさかのぼる船も人気です。
まあほかに楽しみも少ないからでもありますが・・・・
一度乗れば次は乗ら無いかもしれませんね。

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歴史的に見ればこの前川は霞ケ浦の北浦からこちらの常陸利根川をつなぐ川で、江戸時代にはこの川沿いに東北の藩などの河岸倉庫が結構あったようです。

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仙台あたりからも、江戸時代中期までは船が外洋を銚子沖を通るのは事故も多く敬遠されたのです。

このため、水戸で涸沼へ舟で入り、荷を陸に揚げ、陸路を北浦まで運んでまた北浦からこの前川沿いに並んでいた河岸の倉庫まで運び、少し大型の舟に乗せ換えて風待ちをして利根川経由で江戸まで運びました。

そんな歴史の説明は地元の観光案内にはあまり書かれていません。
潮来花嫁さんばかりではなく、そんな河岸跡を探してみても楽しいと思います。

潮来地区 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2018/06/01 22:20
コメント
No title
いつもホッコリとする話題をありがとうございます。
私が潮来十二橋巡り・あやめ祭りに行ったのは、もう50年位前になります。アルバムを開くと小学生の私が白黒写真で写っております。今はなきおばあちゃんと船に乗っています。私の記憶では当時の橋はかなり低く、橋の下を通るときは頭を低くして通った記憶があります。「まほらに」の写真と私の少年時代の写真を見比べて楽しんでいます。
ねこねこ3様
コメントありがとうございます。

そうですか。そんな前に行った時の写真を・・・・
今はこの前川のアヤマ園周辺で嫁入り船や十二橋めぐりなどといった船が出ていますが、昔は違ったかもしれませんね。
本来の十二橋めぐりは、潮来側の常陸利根川と佐原側の利根川との間にある中州(加藤洲)の中を細い川が流れていてそちらの生活橋をくぐって一回りするもののようです。
川の両側のお宅同士を結ぶ橋ですからみんな低い橋なんです。
前にこちらも書いたことがあり、以下の記事の一番最後に潮来遊覧船組合が作成した動画が入っています。
こちらの動画などを見るともしかしたら昔の頭を低くしてくぐった橋を思い出すかもしれません。

記事は下記です。

http://mahoranokaze.com/blog-entry-2015.html


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