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潮来長勝寺の沙羅双樹の花

 潮来の前川あやめ園を後に、源頼朝ゆかりの古刹「長勝寺」に立ち寄りました。
ここは桜の時期の訪れていますのでそれ以来です。

この寺に「沙羅双樹」と名札に書かれた大木が本堂手前に聳えています。
そこにこの時期に花が咲くのです。

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どうですか? これが沙羅双樹の花だそうです。

「え?」 違うよ という声が聞こえてきそうですね。

そうですよね。平家物語に書かれている
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす。・・・・・」

この名調子は昔結構覚えましたよ。

お釈迦様が入滅したときにシャラの木が四隅に2本ずつ双樹(沙羅双樹)となって全部で8本植えられたいたのが、その死を悲しんで沙羅双樹(しゃらそうじゅ)が一夜にして枯れて、一面に白い花が咲き鶴が降りて来たような風景となったといわれているのですが、これがどんな花なのかが私には良くわかっていないのです。

兵庫県にある鶴林寺などの名前の由来がこの伝説によるといわれています。

平家物語の表現は「盛者必衰」をあらわすものですので、平家が栄華を極めていたが、これが滅びるのはいつの時代も決まっていることだということを表現する花は? ということで今では「夏椿」を沙羅双樹と言っている記事がたくさんあります。

確かに春椿の白い花は1日で散り、翌日には次の花が咲きます。
夏椿の木の下には落ちた白い椿の花でいっぱいになります。

これがこの「「盛者必衰」のイメージに近いこともあるでしょうが、インドの沙羅双樹とはだいぶ違うのだとか言われています。
日本では温室でないとそだたないし、めったに花を見られないとか・・・・

では潮来のこの「沙羅双樹」の木は??

どなたかわかる人がいたら教えてください。


日本で唯一沙羅双樹が見られるところとして紹介されているが、草津水生植物園だそうですが、ここの花は

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何かこれとも少し違っているように見えます。

潮来地区 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/06/03 18:23
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